2022年09月11日

2022自社農園メルロ収獲会

9月10日(土)、11日(日)の2日間、自社農園神田圃場のメルロを集まってくれた皆さんと一緒に収穫しました。
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シャルドネはピカピカで病果がほとんど見られない状態でしたが、メルロはお盆以降の雨の影響を受け、晩腐も見え始めており手入れをしながらの収穫となりました。

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今年は例年に比べると房も小さめで収穫量も少なめ。その上で健全果のみをワイナリーに持ち帰るため畑に約4分の1くらいは手入れ除去で置いてくるという厳しい収穫になりましたが、お集まりいただきました皆さんのお力を借りて丁寧な収獲をしていただきました。

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収獲会恒例の朝のおもてなし、マダムのおにぎり(笑)
今年も新潟の雅量さんの先輩の栽培した新米が直前に届き、コシイブキという品種のお米をおにぎりにして朝早くから駆けつけてくれた皆さんをお出迎え。新米のおにぎりはもちもち食感でとってもおいしいです!

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畑に入る前にははさみの説明とお渡し、そしてスタッフから収穫の手順や注意点を案内します。
はじめてお越しになる方でも最高の収穫作業をしていただけるように丁寧に時間をかけて説明をします。

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作業手順の説明や確認の後は畑の中に入って収穫を進めてもらいます。
今年も何年も収穫に尽力してくれているメンバーさんが多数お越しいただいていて、私たちの収穫精度を上げてくれています。私たちのような少ないスタッフの小さなワイナリーを支えてくれているたくさんの方々の存在があるからこそ、今年の様な厳しい年でも選果をしながら収穫をするという日本人ならではの細かく丁寧な作業を実現してくれています。

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9月の中旬とは思えない暑さの中、1列が長ーい神田圃場のメルロの収穫を進めていきます。見て、においを嗅いで、食べてを畑の中で何度か繰り返していくとどのような葡萄をワイナリーに連れて行って、どのような葡萄を手入れで畑に置き去りにしていかなければならないのかが徐々にわかってきて、ここにいる皆さん全員が今年のワインになる葡萄の品質を支えてくれています。
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途中お茶休憩の風景。
暑いけど気持ちの良い秋晴れで青く澄んだ空と葡萄畑の緑、吹き抜ける風が癒してくれて、作業の疲れを吹き飛ばしてくれます。また同じ思いで集まってくれた仲間との交流もお楽しみの一つ。

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お茶休憩の後も暑さと闘いながら作業は続きます。

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一列が長ーい神田圃場は心が折れそうな瞬間がありますが、みんなで一丸となって収穫を進めていきます。
2022年は神田圃場から約1500キロのメルロを収穫しました。
収穫量も少なく、その上病果を畑で落とさねばならない厳しい収穫で、収穫量は昨年の半分以下。。。
それでもご参加いただいた皆さんのお陰でどうにか健全な葡萄のみの仕込が出来ること、感謝しかありません!!
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メルロ収穫一日目にお越しいただいたみんなで記念撮影!!
状態があまり良くないエリアからスタートしたため、なかなか厳しい収穫でしたが皆さん一人一人の根気強い丁寧な作業により病果のない葡萄のみをワイナリーに運ぶことが出来ました。
収穫作業、本当にありがとうございました。
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メルロ収穫2日目にお越しいただいた皆さんと一緒に。
2日目は人数も多く、とても楽しく朗らかな収獲会でした。
作業は大変でしたが楽しんで収獲をしてくださる仲間の様子にスタッフ一同本当に元気づけられました。
ありがとうございました。

今年は雨の影響で病果も見られ、本当に大変な収穫作業となりましたがとにかく集まってくれた素晴らしい仲間が楽しく丁寧に作業を行ってくれたおかげでおいしいワインが出来上がる自信が沸々と湧いてきました(笑)
今年の栽培の反省は来年にしっかり生かしつつ、愛情込めて収穫していただいたメルロ達がおいしいワインになるように、しっかりとお世話をしていこうと思います。
ご支援をいただきました皆様、ありがとうございました!!
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2022年08月28日

2022シャルドネ収獲会

8月27日(土)、8月28日(日)の2日間、2022年の記念すべき自社農園収穫第一弾!!
長門原圃場、桜沢圃場のシャルドネをお集まりいただいた皆さんと一緒に収穫しました。
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陽に輝くシャルドネはキラキラと美しく病果もなくとても素晴らしい状態!!

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今年は例年に比べると房が小ぶりですが、それでも葡萄は息をのむほどの美しさ。
こんな葡萄をお見せできて皆さんにも一緒に愛でてもらえて、摘み取ってもらえてもうこの上ない幸せですね。

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早朝にお集まりいただきました皆さんからはさみの説明や貸し出し、そして収獲の手順や注意点、カゴの詰め方や葡萄の取り扱いの注意点などをデモンストレーションと共に説明して、実際に葡萄畑で収穫を始めていただきます。

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病果が無いため収穫しては丁寧にカゴに詰めるというとても楽しい収穫作業!!
サクサク作業が進みます。
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みんなが作業に集中して畑の中にたくさんの方がいるのに静まり返る瞬間。
神聖で研ぎ澄まされるようなこの瞬間が毎年心地よく、今年も頑張ってくれた葡萄畑や素晴らしい実を付けてくれた葡萄の樹、そしてここまでシーズンを通して葡萄のお世話をしてきてくれたスタッフたちやこうやって私たちの収穫を支えてくれている皆さんへの感謝の気持ちが溢れます。

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初日はお天気も良くて日差しも強くむせ返るような一日、2日目は朝方まとまった雨が降り、早朝集まってくれたメンバーさんにしばらくお待ち頂いたり、途中雨で収穫を中断したりとお天気に振り回された2日間でした。

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そんな中で皆さん本当に丁寧に収穫作業をしてくれてちょっと遅いお昼ご飯までに両日ともに畑の全てのシャルドネの収穫を完了する事が出来ました。
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プリプリの黄金色に輝くシャルドネは宝石のようなかわいさ!!こんな葡萄が収穫できて本当にテンションが上がりました!!

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一日目長門原シャルドネ収獲会に集まってくれた仲間たちと。
本当に暑い一日で、斜面のこの畑はお昼に向けてぐんぐんと気温も上がりとても大変な作業でしたがかわいい葡萄たちに励まされ2.3トンのシャルドネをみんなで収穫する事が出来ました。
お疲れ様でした。
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2日目の桜沢シャルドネ収獲会に集まってくれた仲間たちと。
朝から不安定なお天気でせっかく早朝に集まってくれたにも拘らずテラスで待機しなければならなかったり、雨の様子を見ながら装備をかえて収穫作業にあたってくれたりとお天気に振り回されながらも丁寧に作業をしていただき1140キロのピカピカシャルドネが収穫できました。
皆さまお疲れ様でした。

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収獲終了後は斜面のシャルドネ畑からテラスに移動してお楽しみのアイスタイムとランチタイム。
この日はシャルドネの収穫会にちなんでランチのグラスワインは桜沢シャルドネ
樽発酵のシャルドネはしっかりとしたミネラル感と樽由来の香ばしさ、味わい深さを感じる白ワインです。
その他、昨年収穫の自社農園のシャルドネのさわやかなワイン、クレプスキュールシャルドネや樽熟成をした芳醇な味わいのナガトハラ・ヴィンヤードなどシャルドネのワインをお好みでグラスでもお楽しみいただきました。

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そして奥野田の収穫会の毎度のおもてなし、特製マダムピクルスと一足先に収穫したシャルドネで作ったコンフィチュール。今年もワインと一緒にお楽しみいただきました。

シャルドネ収獲会にお越しいただきました皆様、本当にお疲れ様でした。
収穫量は少なかったもののキラキラ輝く宝石のような美しいシャルドネを皆さんのお力をお借りしながら丁寧に収穫が出来て本当に楽しく感慨深い2日間でした。葡萄の状態も素晴らしくこの上ない美味しいワインが出来そうです(笑)是非畑でご一緒していただいた皆さんに美しい葡萄の光景を思い起こしながら2022ヴィンテージの格別なワイン味わっていただけたら嬉しいです。そんな日を思い描きながら丁寧に醸して美味しいワインへの歩みをしっかりと積み重ねていきたいと思います。

posted by ワイナリーマダム at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 自社農園・ワイナリーでのイベント報告

2022年08月15日

2022年の仕込がスタートしました!!

2022年の仕込がスタートしました。
今年も例年通り、デラウェアから始まり、プリプリとしたかわいい葡萄たちが新醸造場に運び込まれてきました。

昨年から稼働した新しい醸造場は今年は新たに仕込スペースを拡張していて美味しいワインを造る準備は万端なので葡萄の味わいを最大限に引き出し醸していきたいと思います。
デラウェアは除梗破砕(茎の部分を取り除き果実をクラッシュする事)、搾汁し、フレッシュジュースになって発酵の段階へと進んでいき、今年のヴィンテージでも3種類のワインが出来上がる予定です。
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1種類は10月1日に早くもお目見えするドルチェ〜このゆびとまれ〜(間もなくご予約スタート/オンラインショップは9/1〜)、もう1種類は瓶内二次発酵による濁りスパークリングワインのフリザンテ、そして食事に合わせて是非飲んでいただきたい奥野田の定番テーブルワインビアンコ。どのワインもデラウェアのおいしさを余すところなく表現した奥野田ワイナリー自慢のワインです。
2022デラウェアの仕込はまだ始まったばかり。。。まだまだ続いていきます。

今年もデラウェアからスタートしここから約2ヵ月間に渡る怒涛の収穫仕込みメドレー、しっかりと葡萄と向き合い、2022ヴィンテージもおいしいワインが出来るようスタッフ一同励んでいきたいと思います。

そして今月27日からはいよいよ自社農園の収穫も始まります。
自社農園の収穫品種はシャルドネメルロカベルネ・ソーヴィニヨン、4週間にわたって7日間の収穫作業を予定しています。
今年も有志の皆さんにご協力をいただきながら、感染対策を徹底しながらの収穫作業になります。収獲をお手伝いいただく皆様とスタッフの安全を第一に考えてながら心を一つにし、楽しい収穫会にしたいと思っておりますので十分な準備と注意をしていただく上でのご参加ご協力をお願い致します。
収獲会のご案内、エントリーはこちら!!
約2ヶ月間、気を引き締めて楽しみながら葡萄と向き合う濃密な時間を送りたいと思います。
posted by ワイナリーマダム at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイナリー

2022年07月17日

2022奥野田ヴィンヤードクラブ〜傘紙掛け作業〜

7月16日(土)17日(日)の2日間、奥野田ヴィンヤードクラブの皆さんと一緒にHIYAKE VINEYARDのカベルネ・ソーヴィニヨンの傘紙掛け作業をしました。
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ワイナリーに到着したメンバーさんはスタッフの作業手順の説明を受けて、傘紙掛けに取り掛かります。
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お越しになったメンバーの皆さんはたくさん実ったカベルネソーヴィニヨンに迎えられ畑に入っていきます。冬の剪定作業から葡萄のお世話をしてくれてるメンバーさんにとってはとっても嬉しいかわいい葡萄との対面の瞬間です!
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笠紙掛けは、雨粒に含まれるカビの胞子から葡萄の房を守ってあげるために行う作業ですが、特に晩熟のカベルネ・ソーヴィニヨンは秋雨の影響を受けやすいため丁寧に笠紙を掛けてケアをしてあげます。
畑の中には葡萄がたーくさんあり、その一房一房に傘紙を掛けてあげる作業はとても大変。
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作業の途中のかき氷休憩!!一日目は雨の合間を縫いながらの作業、二日目は暑さと闘いながらの作業となりました。みんな思いの外、かき氷に大喜びしてくれてうれしい♡みんなで作業をしてかき氷を食べるあたりがまさに大人のクラブ活動って感じです。

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今年は剪定を全面的にコルドンにしたため、例年よりも房が小さくその分葡萄はたーくさん!!

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ちょっとお昼を遅めにずらして両日ともに皆さん懸命に作業をしてくれて、HIYAKE VINEYARDのカベルネ・ソーヴィニヨン全ての房に笠が掛けられました。

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秋の収穫まで後約2ヵ月。ぶどう達は傘紙に守られて色付き、熟度を上げていきます。
この若々しい葡萄たちが真っ黒の立派なぶどうになってくれるのが楽しみで仕方ありません。

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傘紙がすべてかかった畑の光景。

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作業の後はお楽しみのランチタイム。今回のランチワインは6月にリリースしたばかりの2021ハナミズキ・ブラン。新醸造場での仕込となったハナミズキブランは今までにないふくよかさ、華やかさがあり、例年よりもやや甘やかな仕上がりですが、その分酸とのバランスが良くとてもおいしく仕上がっています。
合わせて楽しんでいただいたマダムの一皿は旬の枝豆のポタージュ。枝豆の甘さが伝わってくる濃厚な味わいと上にたらしたちょっと高級な香り高いオリーブオイルがいいアクセントになっています。ハナミズキにもピッタリ♪

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7/16(土)にご参加いただいたメンバーの皆さん。途中雨に降られたりハラハラドキドキでしたが皆さん雨の間を縫って作業をしてくださり、楽しい一日でした。お昼過ぎに雨に降られてしまったためみんなでテラスで記念撮影。お疲れ様でした。

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7/17(日)にお越しいただいたメンバーの皆さんと。雨の翌日で湿度と温度が高く、暑さと闘いながらの傘紙掛け、お疲れ様でした。

2日間、大変でしたがどうにかHIYAKE VINEYARDのすべてのカベルネソーヴィニヨンの房に笠が掛けられこれでひとまず秋までこの傘が大切なぶどう達を守ってくれます。
これから葡萄は色付き、熟期を迎えますが今よりもずーっと成長した美しい葡萄になっていることを楽しみにしていてください。9月に皆さんとここに集ってかわいい葡萄たちを収穫する日が待ち遠しいです。
posted by ワイナリーマダム at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 奥野田ヴィンヤードクラブ

2022年07月03日

ワイナリーリノベーション完成お披露目会

7月2日(土)、7月3日(日)の2日間、全4部制でワイナリーリノベーション完成お披露目会を開催しました。
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一昨年までワインを造っていた古い醸造場は昨年新醸造場を造ったことにより役割を終えて、今度はお客様をお迎えするとっても素敵な空間へと変身!!大きな窓のちょっとおしゃれなサロンに生まれ変わりました。
実際にはまだ外観は完成前ですが、はやる気持ちが抑えきれず完成前お披露目会となってしまいました。
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全4回、全ての会に30名以上のお客様がお祝いに駆け付けてくれて、まずは私たちのここ数年の歩みを知っていただくべくお披露目会スペシャルワイナリーツアーへ。ヒヤケヴィンヤードではカベルネソーヴィニヨンの生育について、私たちの葡萄栽培のロジックについてお話。
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そして普段はお見せしない昨年造った新醸造場へ。今回の醸造場を造るに至った経緯、こだわり、新しい醸造施設の説明、搾汁機の性能など色々お話をさせていただきました。
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ガーデンテラス&ワインセラー。
私たちの憩いの場所として6年前に造ったガーデンテラス、そして一昨年のコロナスタート時にリノベーションが完成してちょっとおしゃれに生まれ変わったワインセラーをご案内。ここは今年の2月に日テレドラマの撮影でも使っていただいた場所で少しずつ手を加えてちょっとずつ素敵な空間へと変化を遂げてきました。
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そしてスペシャルツアーの後はいよいよリノベーションを終えたワイナリーサロンへ。
大きなアーチが入口から連なり窓の向こうには葡萄畑が広がるワインサロンになっています。
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本日のテイスティングワインとグラスワインたち。
今一番ホットな奥野田ワインをご用意しました。乾杯ワインはヴィンテージブリュット。
1990年の甲州種とフレッシュな甲州種をブレンドして造った瓶内二次発酵の奥野田自慢のスパークリングワインです。ワインの歴史と共に奥野田ワイナリーの歩みを感じていただきたくてセレクトしました。
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ワインと一緒に楽しんでいただくおつまみプレート。
1日目はお友達の料理研究家の守屋若奈ちゃん(写真右)がきて枝豆のポタージュや甲州ワインビーフのキンパ、甲州地どりの鉄板焼きやケークサレ等作ってくれました。
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2日目はワイナリーマダムプレート。一番手の込んだ真ん中のパテドカンパーニュは私のリクエストで元フレンチシェフのワイナリースタッフ颯が作ってくれました。キスのカルピオーネやツナと人参、黒トリュフのタルティーヌや前日の夕方収穫してもらった桃の生ハム巻等をお出ししました。

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どの会も素敵なゲストの皆さんが集まってくれてとっても盛り上がりました。
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日ごろからワイナリーにお越しになってくれているOVCのメンバーさん、私たちのワインをご愛飲いただいているお客様、仲良くさせていただいている飲食店の方々、いつも私たちのワインを大切に扱ってくださるお酒屋さん、そして大好きなお友達たち。
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私たちの大切な瞬間にたくさんの皆さんがお越し下さって一緒に喜んでくれてこの上ないハッピーな時間となりました。

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7月2日第1部
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7月2日第2部
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7月3日第1部
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7月3日第2部

130名を超える楽しい時間をご一緒いただきました皆様、ワイナリーリノベーション完成(本当はあと少し笑)をお祝いしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

古い醸造場がとっても素敵な空間になって感無量、これからも少しずつ歩みを進める奥野田ワイナリーであるよう頑張っていきますので応援して頂けたら嬉しいです。
これからも奥野田ワイナリーをどうぞ宜しくお願い致します。
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2022年06月12日

2022奥野田ヴィンヤードクラブ〜除葉作業〜

ようやくコロナも少しずつ落ち着きを見せ始めた6月。
ぐんぐん育つ葡萄の葉っぱを取り除いてあげる除葉作業を6月11日(土)、12日(日)の2日間、OVCのメンバーの皆さんと一緒に行いました。

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6月11日はワイナリーから徒歩7分ほどの場所にある急斜面のシャルドネ畑、長門原圃場へ。
周りはサクランボが最盛期を迎え驚くほど混雑しています。

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結構広い畑なので予めこの日はハードです宣言をしておいたのですが(笑)、いい具合にお天気は薄曇りで暑さもそこまでではなく絶好の除葉日和に恵まれました。

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いつもは座学から始めるOVCの作業ですが、この日は午後寄りお天気が崩れそうだったのでワイナリーに到着したメンバーさんから畑に送り届け、畑でスタッフが作業の説明をしてそのまま作業に取り掛かっていただきました。

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除葉作業とは房回りの葉っぱを取り除き、風通しを良くして葡萄を健全に保つために行います。
葡萄の下方面から覗いた時に房回りがすっきりとするように葉っぱを取ってあげます。
葡萄の上にある葉っぱはこれからの強い日差しから葡萄を守ってくれるため残します。
作業自体はとても楽しいのですが葡萄と目線を合わせて作業を行うため、立っているのが大変なほどの急斜面の長門原圃場では特に長時間この作業を続けるのはちょっときついです(笑)

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こちらは除葉前の樹の様子。房の周りに葉っぱがたくさんあって風通しが悪く湿度が高いです。
また防除の際にもスプレーヤーが房にうまく届かず効率が良くありません。

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こちらは除葉後の葡萄の樹。房回りがすっきりとしていて風通しが良い上、葡萄の上の葉っぱは確保されているため強い日差しをうけて日焼してしまう事を防いでくれます。

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土曜日、広ーい長門原圃場でシャルドネの除葉作業をしてくれたメンバーで記念撮影。
お昼ご飯をお預けでこの畑の除葉を終わらせていただき、本当にお疲れ様でした。
ちょっとハードでしたが、美しい景色と眼下に見える電車とたまに吹く風がとても気持ち良かったですね。

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日曜日に集まってくれたメンバーさんはいつも通り座学をテラスで行い、いつものHIYAKE VINEYARDで除葉作業。デモンストレーションを見ていただき、まずはご自分のプレートの付いている木から作業をスタート!!
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前回来ていただいた芽かき作業の時は赤ちゃんの様に小さかった葉っぱが、ぐんぐん成長をしてこのころにはなんとなく秋の収穫の様子も連想できワクワクします。
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この日も皆さん協力して、テンポよく除葉作業を進めてくれてHIYAKE VINEYARDの葡萄がみーんなすっきり風通し良くなってとっても気持ちよさそう。
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HIYAKE VINEYARD除葉作業にご参加いただいたメンバーの皆さんと。
途中雨に降られたりしてヒヤヒヤしましたが、すぐに止み日焼圃場全部の除葉を完了する事が出来ました。皆さんお疲れ様でした。
小さなカベルネソーヴィニヨン達はこれからぐんぐん成長を続けてきっと秋には黒く熟した葡萄をたくさん実らせてくれることでしょう。

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今までよりも少し長めの作業の後はお楽しみのランチタイム。本日の乾杯ワインは初日のシャルドネ畑の除葉作業にちなんで2018桜沢シャルドネ。シャルドネのワインを中心にグラスで楽しめるワインも色々ご用意しました。

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第一日目、長門原圃場のシャルドネ除葉作業にお越しいただいたメンバーの皆さんと。
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HIYAKE VINEYARDのカベルネ・ソーヴィニヨンの除葉作業に参加いただいたメンバーの皆様と。

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本日のマダムの一皿はタイグリーンカレー。蒸し暑い時期に爽快に辛くスパイシーなカレーがピッタリで食欲をそそります。今回は2日間で余裕を持って約150人分くらいのカレーを作りました(笑)
そのうちワイナリーでもお出しする日が来るといいなぁなって考えながら作りました。
みんな「辛ーい」と言いながら食べていただくのを見るのが幸せです(笑)

6月のOVC作業から畑が活発に動き始めていることもあり今までのゆったりペースから一気に忙しくなってきます。
次回は7月傘紙掛け作業。また皆様と畑で集えるのを楽しみにしています。
posted by ワイナリーマダム at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 奥野田ヴィンヤードクラブ

2022年05月15日

2022奥野田ヴィンヤードクラブ〜芽かき作業〜

5月8日(日)、14日(土)、15日(日)の3日間にわたってOVCの皆さんと一緒にHIYAKE VINEYARDで芽かき作業を行いました。
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少し落ち着いてきたもののコロナ禍という事で3日間と多めに作業日を取り、ありがたいことにメンバーの皆さんも概ねバランスよく参加いただいたため、3日間で120人以上のメンバーさんと一緒に作業をする事が出来ました。冬のぶどう畑とは一変!!可愛らしい葉っぱたちがメンバーの皆さんをお出迎え♪
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今回の新梢作業(芽かき作業)はこの時期に出た芽の中で樹形を整えるために必要のない芽を摘み取ってあげる作業です。
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この作業はとっても難しく、何よりも摘んでしまったところからは葡萄が育たないため慎重かつ失敗が許されない作業。。。そんなわけで座学も約1時間と長めにみっちり行います。
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これまで奥野田ワイナリーではギョィヨー剪定を中心としていましたが、今年は畑全体の剪定をコルドン主体にしたためもう何年も通ってくれているベテランOVCメンバーさんも今までと少し違った剪定、芽かきの作業に驚き、戸惑いながらもしっかりと学んでくれています。座学では毎回、これまでの作業の復習、その日の作業の目的、作業手順、注意点等を話しながら葡萄の生理について学んでいきます。

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座学の後は畑に出てまずはデモンストレーション。
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中村が説明をしながら芽かきの手順を詳しく説明していきます。
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何本かの木の芽かきデモンストレーションの後は、皆さんそれぞれご自分の名前の付いた木に移動して芽かき作業を行います。
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とはいうもののなかなか難しい上必要な芽を摘んでしまったら一貫の終わりなので皆さん慎重に中村やスタッフのアドバイスを聞きながら進めてくれます。
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本日の芽かき作業、一年でもとても人気のある作業。。。というのは作業で摘んだ芽を天ぷらにしていただくという、この時期、この場所ならではの一年に一度のお楽しみがあるのです!!

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作業の後はみんなで乾杯!!1作業日目!
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乾杯2作業日目!!
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乾杯3作業日目!!!
乾杯のワインはハナミズキブランです。
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長いコロナ禍で3年ぶりの芽かき作業+葡萄の芽の天ぷら、、、そんなわけで今回は予めスタッフが摘んでおいたシャルドネ、メルロの芽と皆さんに摘んでもらったカベルネソーヴィニヨンの芽の3種を食べ比べるという贅沢フルコースにしました!!
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葡萄の芽や葉っぱは大きくなると筋も固くなり灰汁も出てきてなかなか難しい味わいですが、この新芽の時期の天ぷらは何とも清々しい味わいです。

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お野菜たっぷりのお弁当と葡萄の芽の天ぷら、ワインと一緒にお楽しみいただきました。
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揚げたての天ぷらを品種ごと順番にお出しするためいつもよりもゆっくりペースのランチタイム。
グラスで楽しめるワインも色々ご用意して、品種ごとの味わいの違いやワインとのマリアージュなどゆっくりとお楽しみいただきました。グラスワインは4/23にリリースしたばかりのクレプスキュールやセレンディピティ、そして一番右のワインは2014年度奥野田ヴィンヤードクラブの皆さんにお渡しした記念ワイン。中身のワインは2012HIYAKE VINEYARD La Grande Anneeです。10年熟成したグレードヴィンテージのカベルネソーヴィニヨンの味わいを同じ畑で作業した皆さんと一緒に味わえるのはとてもうれしいことですね。もちろん当時からOVCで活動してくれてたメンバーさんもたくさんいてヴィンテージを越えて畑で集っていただけることに感謝と嬉しさがいっぱいです。
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芽かき作業にお越しいただきましたOVCメンバーの皆様、お疲れ様でした。3日間ともにお天気に恵まれとっても気持ちの良い作業日でした。畑を吹き抜ける風がとても心地よく自然と笑顔がこぼれるような3日間、とっても楽しかった!!次回の作業は6月、小さな葡萄の葉っぱが活発に成長してぐんぐん伸び、頼もしい姿になっているのを楽しみにしていてください。
posted by ワイナリーマダム at 16:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 奥野田ヴィンヤードクラブ

2022年05月14日

「辰巳琢郎の葡萄酒浪漫」で奥野田ワイナリーが紹介されます

辰巳琢郎さんのワイン番組「辰巳琢郎の葡萄酒浪漫」で奥野田ワイナリーが紹介されます。
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BSテレ東「辰巳琢郎の葡萄酒浪漫」
5/15(日曜)、5/22(日曜) 23:30〜
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/budoshu/


2週間にわたって奥野田ワイナリーが紹介されます。
久し振りにワイナリーにお越しいただいた辰巳さん、相変わらずとても気さくで素敵な方で楽しく取材をしていただきました。
シャルドネの畑や昨年完成した醸造場と新しい醸造設備、現在リノベーション中のワイナリーなど中村と辰巳さんがお話ししながらご案内しています。テイスティングは4/23にリリースしたNEWワイン3種【セレンディピティ シャルドネオランジェ、クレプスキュールシャルドネ、クレプスキュールメルロ)をマティーニ(カクテルグラス)
どんなふうになっているかドキドキです。
是非見ていただけたら嬉しいです。
posted by ワイナリーマダム at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年04月23日

2021クレプスキュール メルロ


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Domaine Okunota
2021Crepuscule Merlot

(2021クレプスキュール メルロ)
2,700円(2,970円)(750ml)
自社農園神田圃場メルロ100%
ロゼ/辛口
JANコード:4512108018758

自社農園神田圃場で収穫したメルロを美しいピンク色の辛口ワインに仕上げました。 イチゴやチェリー、プラムのような華やかでフルーティな香りとふくよかな果実味、バランスの良い酸とほのかな苦みと余韻が心地よいロゼワインです。 華やかな香りとミネラルたっぷりのおいしさを、ワインをイメージして描いたアネモネのラベルと共に是非お楽しみください。

新シリーズ「クレプスキュール」はフランス語で黄昏を意味していて、ゆったり柔らかく癒されるようなワインをイメージして名前を付け、いつか新しいワインが出来たらラベルにしたいと思っていた大好きなアネモネの花をモチーフに描きました。
2021年に新醸造場を設立し、よりおいしいワイン造りをするために栽培からすべてを見直し、新しい施設で醸造からボトリングをして初めて出来上がった新シリーズです。
今までの造りの中では得られなかったクリアで輝きある香り高いワインが出来上がりました。
新たな奥野田ワイナリーの新たなスタイルのワイン、ご賞味いただけたら嬉しいです。
posted by ワイナリーマダム at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン

2020セレンディピティ〜シャルドネオランジェ〜

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2020Serendipity〜Chardonnay Orange〜
(2020セレンディピティ〜シャルドネオランジェ〜)
3,000円(3,300円)(750ml)
自社農園収穫シャルドネ100%
オレンジ/やや辛口
JANコード:4512108017751


自社農園で収穫したシャルドネを葡萄の果皮と共に醗酵させ
シャルドネ本来の味わいをしっかりと引き出したナチュラルなオレンジワインに仕上げました。
パイナップルや南国フルーツを思わせる果実香と柔らかな味わい、バニラやカスタードクリームのような甘やかな余韻が心地よいワインに仕上がっています。
葡萄からあふれ出る味わい深さや奥行きをゆったりとお楽しみください。

「Serendipity」は造り手の遊び心から生まれた スペシャルキュベ。
かねてから造りたかったシャルドネのオレンジワイン。
葡萄の皮と果汁を赤ワインのように一緒に醸すことで葡萄そのものが持つ味わい深さを
ナチュラルに引き出したワインです。今回出来上がった2020ヴィンテージはその最初の試み。
もっと葡萄の皮のえぐみや骨格、苦味を感じる芳香に仕上がると思っていましたが、
思いの外ワインは柔らかくゆるゆるとした優しい雰囲気になっています。
シャルドネのまた違った表情をお楽しみいただけると嬉しいです。


posted by ワイナリーマダム at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン