2018年02月19日

ワインを訪ねて〜2018フランス旅行記〜 シャンパーニュ2日目生産者を訪ねて。。。

シャンパーニュ2日目は昨晩宿泊したシャトー・レ・クレイエールの馬田シェフと2人の若いフランス人シェフに一日お付き合いをしていただき、シャンパン生産者を訪れました。

CHARTOGNE TAILLET
IMG_0911.JPG

午前中訪問したシャルトーニュ・タイエが位置するのはランスの北西に位置するメルフィという小さな村。背が高くさわやかでとっても素敵な現当主アレクサンドル氏が笑顔で出迎えてくれました。彼はジャックセロスの下で修業を積んだ今大注目のシャンパン生産者です。2階にあるゲストルームでワインや葡萄栽培について話し始めると、熱心であり、その上でとっても気さくな人柄に一気に引き込まれます。土壌には強いこだわりを持っていて地図や絵を描いて丁寧に説明してくれました。
IMG_0785.jpg

早速シャンパンをいただきます。ブランドブランのシュマンドランス、しかもマグナムです(笑)
シャンパンは大好きなのですが実はシャルトーニュタイエをいただくのは初めて。。。(おそらく。。)
本当に本当においしく、複雑なミントやハーブの香りとしっかりとしたミネラル、香ばしさと奥行き、、、丁寧に造ったシャンパンであることを飲んだ瞬間にわかる味わい深さ。。。今まで飲んだ中で一番感動した気がします。もう一口飲んだ瞬間に大ファンになってしまいました!!

IMG_0804.jpg

とっても陽気なアレクサンドルは次々とシャンパンを空けながら蔵や畑を案内してくれます。みんなグラスを片手に飲み歩きしながら移動です(笑)途中お父様にふざけてシャンパンシャワーを浴びせるなんてことも(笑)8人で8本くらい空けていただいたでしょうか??シャンパングラスを持って歩きながら素敵な造り手さんにどんどんついでもらうって楽しすぎます(笑)

IMG_0806.jpg

シャルトーニュタイエの所有するすべての施設は驚くほど美しく手入れが行き届いています。長年使ってきた建物や醸造設備を大切にしながらも少しずつ手を加えて進化し続けていることを強く感じました。
カーヴもとても美しく、彼自身がワイン造りもワインも大好きなことが手に取るように感じられました。

IMG_0856.jpg

美しい自社農園の中でアレクサンドル、馬田シェフと記念撮影。シャルトーニュタイエは今世界中から大変注目されていて造りだすシャンパンも大人気!!蔵元には販売するシャンパンが無いとの事でしたが、熱烈なファンとして日本で大人買いしたいと思います(笑)

LES AVISES/DOMAINE JACQUES SELOSSE
2時間以上シャルトーニュタイエに滞在し、ランチはアヴィーズにあるジャックセロスのオーベルジュ、レザヴィーズへ。
IMG_0851.JPG

こちらはとっても行ってみたくて結構前にリクエストして予約しておいていただきました。
すごい人気店らしく本日も満席です!!
言わずと知れたシャンパンの偉大な生産者ジャックセロスが経営するオーベルジュで全体にフレンチシャビーな雰囲気のとってもオシャレなレストラン。施設内には宿泊もでき、もちろん醸造所もあります。
IMG_0850.JPG

ランチのコースはフレンチでありながらややエスニックでスパイシー、でもとてもおいしい洗練された味わい。午前中に訪問したシャルトーニュタイエでたくさんいただいたけど、やはりせっかくなのでジャックセロスのV.O.をオーダー。みんなで少しずついただきました。かなり飲んだ後だけどやっぱりセロスは美味しいのです。
IMG_0853.JPG

そして食事を終えると馬田シェフがなんとジャックセロスを事務所から呼んで来てくれました!!蔵の中を見せていただいたり記念写真を撮ってもらったりシャンパンの神様を前に大大興奮!!シャンパンも売り切れのところシェフが交渉してくれて2本だけ分けていただきました。これはもったいなくて飲めませんね。(笑)

Champagne Augustin
IMG_0912.JPG

次に訪れたのはビオディナミのシャンパン生産者オーギュスタン!!
5代目当主のマーク氏が案内してくれました。
こちらは「Le Coeurviculteurル・クールヴィキュルトゥール」をコンセプトにしていてcoeur(心)viti(葡萄の)cultiver (栽培する)culteur (栽培者)を組み合わせてマークが作った造語ですが、「心を込めて葡萄栽培する人」の意味で、マークのシャンパンづくりにかける思いと、一貫した価値観のうえに築きあげられた家族の哲学を一言で言い表すシャンパーニュ・オーギュスタンのコンセプトになっています。

IMG_0848.JPG

マークのビオディナミ精神は栽培、醸造にストイックに反映されています。何よりも自然の恵みと力を大事にしていて、アンフォラや樽が眠る部屋も星空が輝きとってもロマンチック。そして何よりも可愛らしかったのは樽やアンフォラ、タンクからワインを汲み出す際にワインに話しかけ了解を得てから汲み出していました(笑)こちらでは珍しい瓶内二次発酵前のベースワインのテイスティング。とっても貴重な体験をさせていただきました。

IMG_0842.jpg

畑や醸造施設の案内をしていただいた後はシャンパンのテイスティング。品種や造りが違うワインを6種ほどテイスティングさせていただきました。ベースワインを飲ませていただいた後なので2次発酵後の味わいの変化がとても分かりやすく楽しいテイスティングでした。
IMG_0847.jpg

すっかり日が暮れてしまい最後にみんなで記念撮影。仲良しご夫婦のチャーミングな奥様エマニュエルも一緒に。。。心温まるご案内、本当にありがとうございました。

シャンパーニュの旅、ご一緒してくれたOVCのワイン好き女子2人や何よりも現地でお世話をいただいた馬田シェフ、そして素晴らしい生産者たちとの素敵な出会いがこの2日間を忘れがたい時間にしてくれました。

この後私たちはパリに戻り帰国。
ブルゴーニュ、シャンパーニュで出会った暖かく優しく素敵な方々、本当にありがとうございました。
またの再会と再びこの地を伺える日を夢見て。。。。

〜2018フランス旅行記〜 完
posted by ワイナリーマダム at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2018年02月18日

ワインを訪ねて〜2018フランス旅行記〜 シャンパーニュ1日目

前日遅くにブルゴーニュからパリに戻り、翌日早朝はパリからシャンパーニュに向けて出発。
パリ東駅からランスまではTGVを使って45分ほどで到着します。
シャンパーニュでは現役OVCのシャンパン大好き女子2人と日程を合わせて2日間一緒に過ごす予定です。
ランスの駅からはやや距離があるため、タクシーでまずは本日の宿泊先シャトー・レ・クレイエールへ。
IMG_0691.jpg

まさにまさにシャトーですね!!ぴかぴか(新しい)広大な敷地の中に佇む美しいシャトーホテル、テンションを抑えるのに必死です(笑)ご一緒したワイン女子の方は5回以上こちらに訪れているとの事です!!すごい★
IMG_0682.jpg

早めに到着したためお部屋の準備が出来るまでサロンでウェルカムシャンパンをいただきます。
ウェルカムはバロンドロスチャイルド!!クラシカルで格式あるややブリティッシュ風のサロンのソファ席で。。。やはりランスでいただくシャンパンは最高ですね。
IMG_0702.jpg

初訪問の私たちは敷地の中をお散歩。美しく青々とした芝がどこまでも続いていて2月なんて嘘のよう!!この日が今回の旅の全日程の中で最もお天気良い一日で空と緑とのコントラストが美しくお散歩もとっても気持ち良かったです。
IMG_0745.jpg

チェックインを済ませた後、すぐ近くにあるポメリーへ。
そもそもシャトー・レ・クレイエールはマダムポメリーが娘のルイーズのために建てた別邸でもともとはポメリーのオーナーが住んでいたお城。ため息が出るほどどちらの建物もきらびやかです。
IMG_0774.JPG

ポメリーでは、2種のシャンパンのテイスティングがついたツアーに参加しました。まずは長ーい階段を下り、ワインカーヴへ。担当のお姉さんがシャンパンの製造工程について、熟成について、詳しく説明してくれます。カーヴの中はとにかく広くて階段の上り下りから始まり、全部歩くとかなりの距離。これは先にテイスティングだと確実に階段から転げ落ちる人が出てしまいますね(笑)
無事地上に帰還した後はお楽しみのテスティング。スタンダードなものとヴィンテージシャンパンの飲み比べ。やはりヴィンテージシャンパンの方が味わいに香ばしさと厚みがあり好み。でもヴィンテージシャンパンを先に飲むとスタンダードなものが飲めなくなってしまうという葛藤の中でのテイスティングでした(笑)とにかく規模も置いてあるアートも本当にすごい!!さすがトップシャンパンメゾンです!!
その後再びホテルに戻り、ディナーの準備を。

IMG_0775.JPG

再びサロンでシャンパンをセレクトしているとこちらでスーシェフをされている馬田シェフが登場!!今回の旅は手配からディナーコース、翌日のコーディネートまで何から何までお世話になりました。まずは馬田シェフが厨房やセラーを案内してくれました。ランチの営業もしたのにピカピカで美しく一寸の乱れもない厨房、そしてなんといっても圧巻なのがセラー!!常時6000本ほどのワインをこちらの保管しているとの事ですがそのラインナップがすごすぎです。山のように積まれたDRCや来月のおすすめワインに予定されているSALONも箱積み。ため息の出るようなセラーです。4人ともここに住みたいと連呼(笑)

IMG_0751.jpg

厨房の中でこれから2日間お世話になる馬田シェフと記念撮影!!
IMG_0908.JPG

そしてメインダイニングに案内され、いよいよ待ちに待ったディナーがスタートです!!
せっかくシャンパンの地なので、コース料理に合わせてすべてシャンパンをペアリングしていただく事に決定!!アミューズ・ブーシュにはキャビアを添えた色々な貝のクリーム仕立てが運ばれてきました。
美しくおいしくシャンパンに合う!!
IMG_0761.jpg

シャンパンで蒸したサンピエール フレッシュシャンピニオンを削りかけていただきます。
大きなシャンピニオンの豊かな香りと旨味が最高です。
IMG_0762.jpg

そして次は今まで生きてきた中で最高においしく贅沢な卵料理。周りにはリースのようにジャガイモのニョッキが添えられており、濃厚なクリームのソースと目の前で削ってくれるたくさんの黒トリュフと一緒にいただきます。今まで私が見たトリュフの中で最も大きいトリュフでした。もっともっとと言わなくてもたくさん削ってくれました(笑)
IMG_0763.jpg

メインはまるでデザートのようなかわいらしい一皿。鳩のお肉でフォアグラを包み、肉の血をコトーシャンプノワで煮詰めたソースを絡めてあります。濃厚な味わいのこちらのお料理はロゼシャンパンとの相性が抜群!!本当にお料理全てが美しすぎます。
IMG_0909.JPG

チーズはたっぷりのフレッシュトリュフをサンドしたブリアサヴァラン。滑らかな口当たりとさわやかな酸味、トリュフが香り高い最高の味わい。デザートはこれまたトリュフをたっぷり使ったチョコレートデザートとレモンシャーベットを中に入れて食べる温かいスフレ。

本当にすべてが美しく、美味しく、シャンパンと寄り添い、こんな素敵なディナーがこの素晴らしい空間でいただけるなんて!!感動の嵐です。しかも今回はこの後サロンでコーヒーまでいただき、睡魔にも打ち勝つ事が出来ました(笑)夢のようなひと時です。

翌日は馬田シェフと若手のフランス人シェフお二人にシャンパンメゾンを案内していただく予定。
感動が押し寄せる大興奮のシャンパーニュ1日目の夜でした。
シャンパーニュ2日目につづく。。。
posted by ワイナリーマダム at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2018年02月17日

ワインを訪ねて〜2018フランス旅行記〜コートドニュイ/ドメーヌ・シャルロパン

ブルゴーニュ2日目、本日はとっても会いたかった方とラムロワーズで待ち合わせ。
IMG_0680.jpg

フランス出発のほんのちょっと前、以前OVCに入ってくれていて現在ボーヌにいらっしゃる由佳さんに連絡をさせていただいたところ、ラッキーなことに一日ご一緒いただけることに!!間際での連絡にもかかわらず本当に感激です。ワインのことを学びながら案内のお仕事もし始めた久しぶりにお会いする由佳さんは本当にキラキラしていて楽しそうにワインのことや畑のこと、ブルゴーニュでの生活について話してくれました。

IMG_0679.JPG

お友達のYOKOさんも到着して、早速YOKOさんの運転で出発!!
昨日はコートドボーヌを中心に畑を巡ったので、本日はシャニ-からニュイ・サン・ジョルジュあたりまで一っ跳びしてコートドニュイの畑を案内してもらいました。こちらは皆さん必ず記念撮影をしているロマネコンティ畑とマダムルロワの所有するユニークな仕立の畑。摘芯をしない栽培の様です。
畑の中の道は狭い上、雨で足場も悪い中YOKOさんの素晴らしいドライビングテクニックと由佳さんのわかりやすい畑の説明でとっても楽しい2時間ほどのグランクリュ街道のドライブ。

IMG_0642.jpg

そして車はジュブレシャンペルタン村に入ります。畑の区画にある美しい門も見ていてとっても楽しい!!毎回帰ったら畑に門を造りたいなぁって思ってしまいます。
IMG_0646.jpg

本日はジュブレシャンベルタンにあるドメーヌ・シャルロパンに由佳さんが連れて行ってくれました。
案内してくれたのは栽培責任者のドミニク氏。面白いことに私たちと会う前にフェルミエの本田さんとランチをしていたらしく、大分飲まれてかなり陽気な様子。約2時間半ほどの滞在時間中、終始笑顔で会話が絶えない楽しい時間でした。醸造場はピカピカです!!

IMG_0659.jpg

醸造場の後はセラーに案内していただき、お楽しみのテイスティング。ドメーヌシャルロパンは8つのグランクリュを手掛けるトップドメーヌ。テイスティングは本当に感動の嵐です。
ドミニク氏が移動しながら畑ごとのワインを樽からどんどん汲み出してテイスティングをさせてくれます。

IMG_0678.JPG

15、6点ほどテイスティングをさせていただいたでしょうか??全て飲ませていただいたワインはまだ樽に入ったばかりの2017ヴィンテージでしたがどれも畑ごとの特徴をしっかりと表現していて感動で気持ちが忙しいくらいでした。

IMG_0677.JPG

全てのワインについてとっても丁寧に楽しく説明してくれます。でも結局ワインで一番大切なのは美味しいか美味しくないか??本当にその通りですね。おいしいワインは口から出せません。。(笑)YOKOさんも熱心に色々質問していました。

IMG_0673.jpg

そしてやはりやはり一番感動的でおいしかったのは、グランクリュ シャンベルタン!!
2017ヴィンテージにも関わらず、しなやかな果実味と押し寄せる旨味、奥行きと心地よい余韻を感じる本当においしいワイン。できることなら樽ごと欲しいくらいです(笑/もちろん買えません。。。)

IMG_0670.jpg

楽しくドメーヌを案内してくれたドミニク氏と記念撮影!!
本日は由佳さんの心のこもったアテンドと車を運転してくれたYOKOさんの優しさと素晴らしいドライビング、そしてドメーヌシャルロパンを案内してくれたドミニク氏、ブルゴーニュの温かく素敵な方々のお陰で忘れがたい最高の一日になりました。Merci beaucoup!!
私たちはドメーヌシャルロパンを後にして夜ディジョン駅からパリへ移動しました。
明日は早朝からシャンパーニュに移動です。
まだまだ次につづく。。。終わりが見えません。。。(笑)
posted by ワイナリーマダム at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2018年02月16日

ワインを訪ねて〜2018フランス旅行記〜メゾンラムロワーズ〜

モンラッシェから車を走らせほどなくすると、シャニ-という小さな町にある本日の宿泊先、メゾンラムロワーズに到着!!本日ご案内をしてくれたショッケ裕子さんとはこちらでお別れ!!
楽しい一日をありがとうございました♪
IMG_0589.jpg

ずーっとずーっと行ってみたかったこちらはブルゴーニュで唯一のミシュラン3つ星に輝くレストランを擁する素敵なホテルです。今回はこちらでのディナーを予約しておいたのでゆっくりと頂ける様宿泊もこちらのホテルにしました。ライトアップされた外観がなかなか幻想的!!ルレ・エ・シャトーに属するホテルですが比較的小ぢんまりとしたかわいいシャトーホテルです。
IMG_0593.jpg

ディナーの時間までの間、バースペースでアペリティフをいただきながらメニューを選びます。アペリティフはクレマンドブルゴーニュを使ったフルーツカクテル!!おススメとの事でオーダーしてみましたがハーブなどの香りがしっかりと感じるかなり攻めた感じで今まで飲んだことのない味わい(笑)です。そうこうしている間に小さなテーブルは次々に運ばれてくるアミューズでいっぱいに。一つ一つ手が込んでいてとてもおいしく可愛らしいフィンガーフードたちです。
IMG_0616.JPG

本日はせっかくなのでムニュデギュスタシオンに。。。19:30にスタートしたディナー、ゆっくりと時間をかけて空間と食事とワインを楽しみます。お肉とフォアグラのまるでリースのように美しい温かいオードブル、そして外はカリカリ、中はふっくりジューシーに焼き上げられたポワソンと進んでいき、まだまだここからもディナーは続きます。
IMG_0599.jpg

見た目がユニークなこちらのお料理は帆立貝の間にトリュフを挟んで層にしてそれをキャベツで巻いた一皿。さらに上にたっぷりのトリュフを削り、そのうまみが凝縮したスープをかけていただきます。デギュスタシオンだけにある本日のスペシャリテです。トリュフは香りが強く、歯ごたえがあるほど厚くてトリュフ好きにはたまりません。ワインとも良く合います!!

IMG_0600.jpg

そろそろおなかの限界を感じた頃、ここでシェフからのプレゼントの一皿が。。。
初めて食べるグルヌイユ(カエル)です。今までの人生で食べる機会が無かったのですがあまりのおいしさにびっくり!!まるでフォアグラのように甘く香ばしく調理されていて柔らかい肉質と食べやすさにはまりそうな予感でした。めったに食べる機会がないだけに本当にいい経験をさせてただきました。

IMG_0601.jpg

メインディッシュは仔羊!!大好きな仔羊のロティ。。。おそらく人生で最もおいしかったのですが驚く事に時差の関係で激しい睡魔と満腹に襲われてしまいました。
IMG_0602.jpg

そしてチーズ好きには夢のようなチーズワゴン。本当だったらすべて少しずついただきたいところですがモンドールとシェーブルをわずかにいただくにとどめ、じっくりと観察、目の保養をさせていただきました(笑)
時間はディナーが始まってから3時間半ほど経過して23時過ぎ。。。ここで大変恐縮ながらデザートなどをお部屋に運んで頂ける様お願いして私たちはレストランを後にしました。こういったちょっと難しいお願いもこちらは日本人のシェフやサービスの方が働いているので本当にきめ細かく気遣いをしてくれます。
IMG_0606.jpg

お部屋で少しだけ休んでいると美しい(驚くほど重たい)銀のトレーにデザートとミニャルディーズを載せて届けてくれました。見ているだけで幸せになれるほど美しいですね!!もちろん味わいも本当においしい!!

IMG_0605.jpg

夢のようなディナーでした。3ツ星の最高の心地よさはありつつ、ブルゴーニュらしい華やか過ぎない温かみのあるサービスとお料理が本当においしく、また雰囲気もやわらかくでも上品で素晴らしい空間、素晴らしい時間を過ごせるレストランです。今回の旅は、ワイナリー訪問がもちろんメインですがワインと共に楽しむ美しい食の魅力をしっかり感じたい旅でもあります。是非是非、時差ボケに負けずラムロワーズの素晴らしい空間を皆さんにも楽しんでいただきたいです。
今回はレストランを紹介する番外編(笑)、翌日はもう一日ブルゴーニュを巡ります♪
紹介したいことが多すぎて旅行記が全然先に進みません。。。(笑)
つづく。。。
posted by ワイナリーマダム at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

ワインを訪ねて〜2018フランス旅行記〜ブルゴーニュ・オーセイデュレスからシャニ-へ

ペルナンベルジュレスを後にして、次はオーセイデュレスへ。
オーセイデュレスではDomaine Alain et Vincent Creusefondを訪問しました。
IMG_0566.jpg

とっても優しく楽しい当主がまずは畑を案内してくれました。
こちらのワインはおそらくまだ日本にも入ってきていないのですが大変歴史ある血筋で守られている蔵元です。細かい区画の畑を数十か所持っているなんていう話も楽しく聞かせてくれました(笑)

IMG_0569.jpg

農機具小屋ではこだわりの(手作りの(笑))アイディア農機具をはじめ様々な機械を披露していただきました。主人も機械が大好きなので男性同士で機械ネタ、道具ネタで盛り上がっていました(笑)
歴史を感じるワインセラーへ。造りやこだわりをお話しいただいた後いよいよテイスティング。
IMG_0571.jpg

オーセイデュレスを中心に、ムルソー、ポマール、ヴォルネイなどを順番に試飲させてもらいました。赤ワインは古き良きブルゴーニュスタイルでしっかりと熟成をさせて味わい深さが広がっていく比較的重厚なタイプのワインたちです。
IMG_0572.JPG
蔵の中で記念撮影。とても実直に伝統的なワイン造りをされている暖かな人柄ご当主と。
ムルソーやヴォルネイなど好みのワインを数本買わせていただき、ドメーヌを後に。。。
IMG_0576.jpg

途中オーセイデュレスにあるルロワの事務所や樽の製造会社等いろいろ寄り道をしながらムルソーのプルミエ畑を経由して、モンラッシェの畑を見学。
徐々に日が暮れて暗くなるころに本日の宿泊先、シャニ-にあるメゾンラムロワーズに到着しました。
IMG_0587.jpg

憧れのこちらのホテルと楽しみにしていたディナーの様子、是非紹介したいのでまた次回。。。
つづく。。。
posted by ワイナリーマダム at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

ワインを訪ねて〜2018フランス旅行記〜ブルゴーニュ/ペルナンベルジュレス

お昼過ぎにボーヌ駅に到着、ブルゴーニュレザンドールを運営するショッケ裕子さんに今回もアテンドをお願いしました。
IMG_0609.jpg

5年ぶりに再会した裕子さんとの出会いは8年前、フランス人のご主人とお嬢さんと一緒に私たちのワイナリーを訪れてくれたことがきっかけです。裕子さん自身ワインが大好きでワインの専門知識も豊富、その上奥野田ワインのことも本当によく知っていてくれているのでとても楽しくきめ細やかな案内をしてくれます。
IMG_0551.jpg

本日はコートドボーヌを中心に銘醸畑を巡りながら2軒のドメーヌを訪れる予定です。
車を走らせるとあっという間に辺り一面葡萄畑。山梨も相当に畑ばっかりですがその広大さには毎度圧倒されます。
IMG_0553-1.jpg

高台から葡萄畑を一望、本当に素晴らしい景色です。
IMG_0564.jpg

本日1軒目のドメーヌは丘の上から聖母マリアが見守るペルナンベルジュレスにあるDomaine Denis Pere et Fils。当主のクリストフさんが案内をしてくれました。
IMG_0556.jpg

コンクリートタンクが並ぶ醸造場では醸造のこだわりについてとても丁寧にお話をしてくれました。裕子さんを介して2人の醸造家のワイン造り談義に花が咲きました。
IMG_0557.jpg

美しいテイスティングスペース。洗練された雰囲気でとても素敵です。
IMG_0559.jpg

畑ごとの土がサンプリングされています。
そしていよいよワインのテイスティング。
IMG_0562.jpg

白、赤合わせて約10種のワインをテイスティングさせていただきました。

IMG_0560.jpg

ここ数年のにブルゴーニュで起きた遅霜による収穫への影響の話、本当に久しぶりに収穫量が確保できた2017VTについて、ヴィンテージごとの葡萄の品質や味わいの違いなどをしっかりと感じとりながらの楽しいテイスティングでした。果実のふくよかさとバタリーな香り、ミネラル感たっぷりのコルトンシャルルマーニュややや乾燥して葡萄の水分が飛び収穫量が少なかった2015VTの凝縮したコンフィチュールのような味わいの赤ワインが特に印象的でした。
IMG_0563.JPG

とても紳士的で誠実に葡萄と向き合っている姿がとても印象的だったクリストフさん。
最後はエントランスで一緒に写真を撮っていただきDomaine Denis Pere et Filを後にしました。
つづく☆

posted by ワイナリーマダム at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2018年02月15日

ワインを訪ねて〜2018フランス旅行記〜パリに到着

5年ぶりにフランスに行ってきました。
前回夫婦二人で来た時にあまりに感動して毎年来たいね〜!!なんて言っていたのに気が付けば5年。。。。
主人と奥野田ワイナリーをスタートさせて10年の節目にやっと再訪することが叶いました。

今回の旅は本当にしたかったこと、行きたかったところを集めた私たちにとっても特別な旅。
パリを拠点にブルゴーニュ、シャンパーニュの銘醸地を巡りました。
欲張りなプランを詰め込んだ旅だけに私自身が時間をかけて色々調べ、情報を集め、全て一つ一つ自分で手配をしながら組み立てたフランス旅行なので旅が好きな方、ワインが好きな方、フランス文化や食に興味がある方に楽しく読んでいただけたら嬉しいなぁって思っています。
今回の旅で出会った素敵な方々やワインを通じて感じたこと、学んだことをわずかずつでも今後に役立ててければいいなぁ。
少しずつ、写真を中心に綴っていきますので是非お付き合いください。

IMG_0517.jpg

久しぶりの12時間以上のフライトは思った以上に堪えましたが、成田→CDGを経てようやくパリ着!!
フライトの疲れも美しいオペラ座のライトアップが吹き飛ばしてくれますねぴかぴか(新しい)

IMG_0513.jpg

到着してすぐ、まずは腹ごしらえ!
今回の旅は移動も多く忙しいのでまずはとってもカジュアルなムール貝の専門店で夕食。。
パリに来るとなぜかいつも来てしまう山盛りのムール貝が有名なお店。
貝を食べた後の殻を使ってムール貝を挟んで口に運ぶと、なんでこんなにうまく食べれるんだろう??っていつも感じます(笑)パリ中に何店舗もあるお店ですが気軽に大好きなムール貝が食べられるのでいつも行きたくなってしまいます。


IMG_0511.jpg

そしてホテルは移動が多いので立地を最重視!!
オペラ座からすぐのホテルです。前回も今回もパリの宿泊は全てこちらのホテルです。
特に今回パリの滞在は1泊+1泊+2泊と出たり入ったり!!便利な場所にあるのと何よりも何度も泊まっている安心感でこちらをセレクトしました。
http://www.hotel-scribe.com/
IMG_0522.jpg
ホテルに到着してゆっくり休んだ翌朝、早速ボーヌに向けて出発です。
まずはお楽しみの朝ごはん。本日は昼過ぎにボーヌに到着して朝ごはんの次はディナーなのでたっぷりいただきます。
こちらは生ハムやサラミなどのコーナー。
IMG_0523.jpg
チーズも種類豊富です。ここの朝食ブッフェは野菜が結構充実しているので生ハムやきのこ、ビーツやニンジン、チーズなどを彩りよく盛り付けて豪華なサラダにしていただきます。

IMG_0527.jpg
パンも10種類以上、特にクロワッサンがお気に入りでほんの少しトースターで焼いていただくとバターのいい香りです。

IMG_0531.JPG

シリアルやタルト類なども豊富で目移りしてしまいます。
デザートもフルーツをはじめたくさんの種類があり、いつも締めにはお米プリン(←大好き!!)をいただきます。
しっかりエネルギーチャージをして本日は早速ブルゴーニュに移動!!
IMG_0545.jpg

TGVとTERを乗り継いで昼過ぎにはボーヌ駅に到着していよいよ銘醸畑とドメーヌめぐりのスタートです!!
つづく♪
posted by ワイナリーマダム at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2016年02月18日

微笑みの国タイへ〜日本大使館訪問、そしてバンコク最後の夜〜

タイ旅行記、4日目。

01a6578439b137b83de6332e8af2baa95c51da8074.jpg

充実した1泊2日のカオヤイへの旅を終え、昨夜再びバンコク入り。素晴らしいお天気に恵まれ早朝ホテルのボートに乗ってチャオプラヤー川を、そしてスカイトレインに乗り換えて現地の出勤するビジネスマンに紛れてアソークに向かいました。
本日はこの旅のスペシャルイベント、日本大使館の訪問です。
まずは富士通タイへ訪問、本日の大使館訪問に向けての打合せ、古川社長、そしてずーっとお世話になっている清宮さんと共に本日大使とお話しさせていただく内容を確認します。
そしていよいよ大使館へ。今まで体験したことのない厳しいセキュリティーの先、一等書記官とお話をさせていただきながら、いくつかの部屋を移動して、全権大使執務室へお邪魔しました。
01b82e7cb9d7cca57e7c737dce7e4372e39f0dc429_00001.jpg

たくさんの幸運とたくさんのご尽力をいただいてかなった今回の大使の表敬訪問ですが、緊張と同時にとても楽しくお話をさせていただく事が出来、葡萄栽培、ワイン醸造に関わるものとして今後の農業の方向性や可能性についてあらゆる方面からお話をさせていただき、たくさんの貴重なご意見をいただく事が出来ました。
お忙しい中時間を作ってくださった佐渡島大使、恩田一等書記官、井上一等書記官、富士通タイ古川社長、清宮さん、ありがとうございました★
01e793441db9bc23f5d8f760a26044f71b02f76eca.jpg

大使表敬訪問の後は一度ホテルに戻ってお疲れ様ランチ。ホテルのボートで対岸にあるタイレストランサラリムナムヘ。以前夜に来たこともあるのですが今回はランチに来てみました。

01fe5ced23adf445e3806ead87864d31d349116b79.jpg

夜はタイの古典舞踏ショーを見ながらタイの伝統料理のコースをいただけますが、ランチは少しカジュアルな雰囲気のタイ料理のブッフェスタイルです。こちらのレストランは雰囲気も良く、お料理もどれを食べても本当においしくおススメ!!デザートもたくさんあって目移りしちゃいますよ。

01dc7260e311b608e3110c9c4ebe45632ddce7f3e9.jpg

そして夜は再び富士通の皆さんと合流して、今人気のワインレストランへ。
こちらのお店はワインショップとレストランが併設されていて、好きなワインをショップで選んでレストランでいただけるスタイル。オーストラリアとイタリアのワインの品ぞろえがとてもよく、まだタイ産のワインは置いてありませんでしたが、きっとこれからじわじわタイ国内にもワインが浸透して行くのではないかなぁと感じました。まだまだタイでは一般的にはやや高級なイメージのワインですが、このようにカジュアルにワインが楽しめるお店が増えてくれるとワインの消費量も増えていくのでしょうね。
バンコク最後の夜をご一緒させていただきました富士通タイの皆様、楽しい時間、貴重なお話をありがとうございました★
015b6d57dbb14049a3e866f7003fff7efd62f373cf.jpg

バンコク最後の夜、滞在中何度も乗った大好きなボートで夜景を眺めて乗り納めを(笑)
この川沿いの美しく何とも東洋的な雰囲気が一日の疲れを癒してくれます。
01143bce46d6610208b86545618a993492e906f2bf.jpg

たくさんの素敵な出会いに感謝しつつ、美しい光景、おいしいお料理、流れていくかけがえのない時間を思い起こし、バンコク最後の夜が更けていきました。
また遠くないいつか、この微笑の国に戻ってこれる日まで。
〜タイ旅行記・完〜
posted by ワイナリーマダム at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

微笑みの国タイへ〜ヘウナロック滝&直チャイ牧場〜

タイ旅行記、3日目の朝はカオヤイで迎えました。
01d6c85ba1d988e8bde1df667b6711584f4d66321c.jpg

山岳リゾートだけあってバンコクに比べると涼しく過ごしやすいです。
昨晩はカオヤイナショナルパークのナイトサファリに申し込んで、自然の山を巡りながら野生の動物達とご対面、たくさんの鹿やサルはもちろん、想像を超えた大きさのヤマアラシや4頭の象の親子等の動物と出会う事が出来ました。本日は早朝よりナショナルパークのふもとにあるヘウナロック滝へ向かいます。
01d6b4e32d45b47bb8f77a8283f9792415bf788551.jpg

ナショナルパーク内滝へ続く過酷な道の入り口で。。自然遺産でもある手つかずの自然を楽しめるこのエリアへは入場料が掛かり、外国人観光客は400バーツとやや高め(1500円ほど)、タイの方の入場は40バーツなので約10倍です(笑)
01ae49f9476ad3138b5c20ddff2f6e91ca3f5064c4.jpg

滝は徒歩20分ほどの場所にあるのですが、かなり緊張感の高まる木の吊り橋や見たことのない急な階段を経て、たどり着きます。行も帰りもかなりハードな道のりです。
滝は乾季のためあまり水量が無かったのですが、きっと雨季に来ればかなり迫力があるとこでしょう!!
帰りの道のりが行き以上にハードでかなりのエネルギーを使いました(笑)

017c913e5b94a0c07bb8e675dc2979e9254b1dace5.jpg

そして次は農業視察を兼ねてアジア最大の牧場、チョクチャイファームへ。
01c2f17f8d95e35eb858222beae18cb78ebd709f55.jpg

厳選された牛の誕生秘話をビデオで鑑賞したり、搾乳体験、アイスや牛乳の製造工程の見学、ガンマンや乗馬、アニマルショー、そして広大な牧場をトロッコで巡りながらカウガールのお姉さんの説明を受けたりとファームツアーは内容盛りだくさんの2時間!!腹ペコのままツアー終了は15時過ぎ、牛さんたちについて学んだあとで不安でしたがファームで大人気のステーキを遅いお昼ご飯に頂き、カオヤイを後にしました。
ちなみにこちらのステーキは本当に大人気でお昼時には2時間待つこともあるそうですよ。

014e8ea00692ee393dcbf5a0c7ba3f16f64c8bfb69.jpg

2軒のワイナリー巡りやナイトサファリ、そして滝や牧場と大自然に抱かれた素晴らしい土地で充実した楽しい時間をカオヤイで過ごし、また3時間ほどかけてバンコクに戻ってきました。明日はいよいよ今回の旅の最大ミッションが待っています。バトラーさんが部屋に持ってきてくれたレモングラスのジュースに癒されて、バンコク3日目の夜が更けていきました。
posted by ワイナリーマダム at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

微笑みの国タイへ〜Granmonte Vineyard/カオヤイ〜

2件目のワイナリーはアソークバレーにある家族経営のワイナリーGranmonte Vineyard。
先ほどのPB VALLEYに比べるとやや小さめながら、こちらもかなり立派なワイナリーです。

016d70368ee8173f4fb12146e396da38debca06527.jpg

こちらのワイナリーでも収穫祭を間近に控え活気に満ちていて、ぶどう畑の入り口には収穫に来てくれるお客様をお迎えするかわいい門が造ってありました。畑にはシラーやバルベーラ、グルナッシュなどの品種が栽培されており、収穫直前の完熟葡萄がたわわに実っていました。

01c6de75dc4ef61ff7b55a7b901920c84fa8f2f691.jpg

併設のレストランも素敵です。ちょうど乾季に当たるこの時期はお庭のテーブル席も気持ちよさそうですね。
01dd87cfcc434c00a75e363832582f9df644e0c927.jpg

畑の中にセンシングシステムを発見!!うちの圃場にあるものとうり二つです。広大な畑をしっかり管理し、危険をいち早く察知するための助けとして活用しているのでしょう。。。
どのようなデータが取れているのかうちの畑のデータと見比べてみたいものです。
01337b2121a633a3e5c991da3068676a5754299546.jpg

バンコクよりもやや気温が低く、乾季のためにとても心地よい気候、きっと葡萄の栽培においてこの時期の収穫が最も適していると判断して常夏のタイでは収穫期を2月に持ってくるようにしているのだと思います。実は2毛作とかしているのかなぁ??なんて考えながらワイナリーを訪れたのですが、収穫は年に1回だけのようです。ワインの品質は高く、特に白やロゼはとてもおいしいのですが全体的にはやや価格が高めの印象がありました。きっと現在はまだまだタイ国内ではワインは高価なものなのだと思いますが、ワイナリーの取り組みは素晴らしくこの先どのように発展し、ワインがタイ国内に浸透していくのか楽しみです。
posted by ワイナリーマダム at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

微笑みの国タイへ〜PB VALLEY WINERY /カオヤイ〜

タイ2日目(2/13)、早朝富士通タイに赴任中の清宮さんがお迎えに来てくれてみんなでカオヤイへ。
カオヤイはバンコクから約200q、3時間ほどの場所にあり、自然遺産でもあるカオヤイナショナルパークを中心にゴルフリゾートやワイナリー、牧場などがある緑いっぱいの山岳リゾート地域です。
長ーい道のりなので途中で朝食をいただいたりしながら、お昼ちょっと前にカオヤイに到着。
まずは、PB VALLEY WINERY を訪れました。
旅の計画を立てるまではタイでワインを造っていることを知らなかったのですが、あまりに立派なワイナリーで驚きました!まるでナパヴァレーにでもいるようです(私は行ったことはありませんが。。。(笑))
01b9b135d880ce1167bd9011ea11f458c1d1f64da9.jpg

申し込んだツアーまで少し時間があったのでワイナリーレストランでランチを。
エントランスと建物もとても素敵で、レストランの客席からは広大な葡萄畑が見渡せます。
012858865b9bfe1dd168756f0584a7035a180fc0fb.jpg

まずはワインのテイスティングセットを。赤、白、ロゼの3種でそれぞれ品種はテンプラニーニョ、シュナンブラン、ロゼは数種のブレンドです。それぞれのワインの特徴などもテイスティングシートに記載されています。
014b457cf551b05960377f61cefb6a048ccf8f0009.jpg

レストランでは色々なお料理をオーダーしてみたのですが、こちらは若い小さな葡萄の葉っぱに肉みそをまいて食べるワイナリーらしい一皿。肉みそは甘辛く味付けされており、ライムやナッツをトッピングしていただきます。葡萄の葉っぱは大きくなると筋が固くかなりえぐみと酸味、苦みが気になるのですがこの葉っぱはまだ小さく柔らかくとても食べやすかったです。
0198b03b2f384ac27eca48e6612cd1aa9eeec0f483.jpg

園内には大きな川が流れていたりととても贅沢なワイナリー。半屋外のレストランは雰囲気も良く、ついつい長居をしてしまいそうな雰囲気です。なんでもこちらのワイナリーはタイ最大のビールメーカーのシンハビールと同じ一族の経営とのこと、立派なワイナリーですね(笑)
01b43e128f230423bb6befe8c4deabb388dba158fe.jpg

広大な葡萄畑をゴンドラに乗ってめぐり、醸造施設やワインの醸造過程を案内してくれる約1時間のワイナリーツアーに参加しました。
01d3f35a72b1cec1cbdb009066a041681c00a457e7.jpg

こちらはタンク室、常夏のタイだけに空調にはとても気を配っていてしっかりと温度管理がされていました。清宮さんと一緒にタンクの前で。。。
016338b406b7a5759710a05ab9fb293a2b746b8f2c.jpg

こちらは樽庫。ワイン小樽、中樽、大樽とワインの種類によって使い分けています。比較的古い樽を大切に使っている印象を受けました。
01765922892d191f9396458a5dd4b86663b0fdbfbf.jpg

広ーい葡萄畑のほとんどは垣根栽培ですが、一部棚栽培のエリアも。こちらはおそらくテンプラニーニョだと思われます。
一番驚いたのはタイでは2月が収穫期という事!!葡萄がたわわに実る時期にワイナリーに訪れることがあまりないのでなんだかうれしかったです。施設、レストラン、ツアーの在り方、とてもうらやましく学ぶところが多いワイナリーでした。ワインのお土産を買ってPB VALLEY WINERYを後にし、2軒目のGrandmonte Wineryへ。。。。

posted by ワイナリーマダム at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

微笑みの国タイへ〜バンコク到着編〜

2月12日〜2月17日までタイに行ってきました!!
今回はたくさんのラッキーが重なって主人にとっては初めての、私にとっては20年ぶり2度目になるタイの訪問が実現しました。

早朝4時過ぎに山梨を出発し、約6時間のフライト、夕刻タイのスワンナプーム国際空港へ。
約1時間ほどの移動でバンコクの中心地に到着します。と言ってもタイは渋滞がすごいため時間帯によって大きく所要時間が違います。真冬の日本から常夏のタイへ、私たちの旅がスタートしました。
今回の旅は、盛りだくさん!!
4泊6日で3か所のホテルに泊まり、2日目からはバンコクから約200q離れたカオヤイへ、3日目夕刻に再びバンコクに戻ってくるというとても慌ただしいプログラム、もちろんテーマはワインと農業ICTです。

ずっと訪れたかったタイですが、今回の旅の計画を後押ししたのは富士通さんとの畑での取り組み、また農業ICTの取り組みでずーっとお世話になってきた清宮氏が昨年からタイへ赴任になったことがきっかけ。現地での交通やワイナリー訪問、また今回の旅の目玉でもある日本大使館訪問等タイでのスケジュールをコーディネートしてくれたおかげで本当に素晴らしく、充実した旅になりました。
今回はそんなタイ訪問の旅行記をブログで少しだけ紹介したいと思います。

01ef5ca43b2123dfc82a32c73c9db3107f52e526e2.jpg


早速ホテルにチェックイン!!
チャオプラヤー川沿いに立つ本日のホテル、お部屋からの川の眺め、行き交う船の様子は本当に癒され、まさにオリエンタルムード満点です!!

01c352815735514057f2520367d99a87024418651e.jpg


お庭も青々と緑が生い茂り、真冬の日本から来た私たちには緑がまぶしくすら感じるほど。リバーサイドにはテラスやバーがあり、本当に素敵な雰囲気です。
0166ecb49232b474f6472c275afe48b72b69b06b1f.jpg

ホテルの専用ボートに乗ってチャオプラヤ川を移動。そしてバンコク最初の夜は2012年にオープンをしたバンコクの新ナイトスポット「アジアティーク ザ リバーフロント」へ。倉庫跡地を再建築して作られた今一番話題のマーケットです。観光客向けのアジア雑貨やお土産店、バンコクで人気のファッションや雑貨などの小売店1,500店に加え、約40店のレストランが揃っています。

01084fed3c285cdec51f00aacaa6833214d1f81110.jpg

金曜日の夜という事もあり、非常に込み合っていましたがどうにかリバーフロントにあるお目当てのタイ料理レストランに。私も主人も大好きなタイ料理、この気候、この料理にはやはりビールが合いますね(笑)

0150119125ae9982e8e6f23ba312240e50cd01328c.jpg

ホテルの美しいプールサイド。旅の疲れをしっかり取って、明日は早朝からカオヤイに向けて出発です!!
まだまだ続くタイ旅行記、お付き合いくださいませ♪
posted by ワイナリーマダム at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2013年02月26日

ワインを訪ねて〜シャンパーニュへ〜

TGVに乗ってシャンパーニュの中心都市ランスへ。
約45分ほどの電車の旅です。途中、窓の外に広がるのはあたり一面の雪景色。
クローズしているメゾンも多いこの時期だけにお天気に不安をを感じながらランス駅に降り立ちました。

雪降るランスは予想以上に寒くて、かなり過酷な状況でしたが取りあえずランス案内所もあるランス大聖堂方面へと向かって歩きました。

ランスのノートルダム大聖堂。あまりの素晴らしさとスケールの大きさ、美しさはまさに圧巻です。
画像 340.jpg

特に見事なバラ窓は息をのむ美しさです。

ランスの案内所で本日訪問可能なメゾンを確認予約して、早速活動開始です。

【TAITTINGER】
まず一軒目のメゾンは、シャルドネを主体とする洗練されたシャンパンで定評があるTAITTINGER(テタンジェ)です。
ランスの街を散策しながら雪の中、駅から2.5q歩いてメゾンに到着しました。
途中旦那さんと二人でこんなボロボロ、ずぶ濡れじゃあつまみ出されるかも??なんて言いながらもどうにか中に入れてもらえてホッとしました。

外観は比較的シンプルな建物ですが、メゾンの中は本当にすごいです。
まずシアタールームでテタンジェの歴史やシャンパンが造られる過程を学んで、その後地下セラーに案内されました。

画像 365.jpg

一部がランス大聖堂につながっていて、大革命のときには僧侶の隠れ家にもなったといわれているセラーはまるで巨大な洞窟!!
画像 391.jpg

とにかく巨大なセラーの中に無数のシャンパンが眠っています。
テタンジェは家族経営のメゾンですが、その歴史の深さと伝統、スケールの大きさにただただ驚くばかりでした。

広ーいセラー見学を終えた後はサロンでお楽しみのシャンパンテイスティング。
セラーを見たり、説明を聞いた後にのむシャンパンの味わいはやっぱり一味違います★


【POMMERY】
こちらは案内の時間が合わなかったのでセラーには入りませんでしたが、次の予約までの合間に訪れてみました。雪の中寒くて凍えそうでしたが、このお城みたいな建物が見たくて頑張って歩きました(笑)
画像 407.jpg


【G.H. Martel】
まるで個人の邸宅のようなかわいらしいメゾンです。
あまりに寒い日だったので、ランスの街の中にはほとんど観光客はおらずマーテルでの見学は私たち二人だけでした。こちらのメゾンは日本ではあまり有名ではありませんが、私個人としてはとてもおすすめです。
お姉さんがアットホームな和やかな雰囲気でセラーの案内をしてくれました。
画像 425.jpg


マーテルのメインカーブは現在エペルネにあり、こちらのカーブでは昔シャンパンを造る際に使われていた機械や道具がセラーに展示されています。
シャンパンの博物館のような感じです。
案内のお姉さんはとても丁寧にシャンパンづくりについて説明してくれました。
が。。。案内の後には英語力をもう少し向上させることを誓いました。(早くて聞き取れない。。。。)


画像 427.jpg

最後はサロンでシャンパンを3種テイスティングできます。
どのシャンパンもお花、洋ナシを思わせる香りとエレガントでありながら切れの良い酸が口の中に広がり大変おいしいです。またコストパフォーマンスもとても良いです。

あいにくのお天気でシャンパンメゾンを巡るにはかなり過酷な一日でしたが、本場の雰囲気や味わいに触れることができてとても良い刺激になりました。

posted by ワイナリーマダム at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2013年02月25日

ワインを訪ねて〜ドメーヌ・シモン・ビーズ訪問〜

ドメーヌ・シモン・ビーズに伺いました。
211.jpg


ドメーヌ・シモン・ビーズ (Domaine Simon Bise) はサヴィニー・レ・ボーヌを代表するドメーヌで、テロワールを反映した素晴らしいワインを生産していることで知られています。サヴィニー・レ・ボーヌには特級畑はありませんが、22を数える1級畑があり、バランスの良い洗練されたワインが生み出されています。赤ワインの生産が主流ですが、全体量の10%ほどの白ワインも生産しておりその味わいはミネラル豊かでとても滑らかです。

シモン・ビーズは、パトリック氏の経験と妥協を許さない姿勢により22Haという広大な畑から非常に高い水準のワインがつくられています。
また、パトリック氏の奥様は日本から嫁がれた千砂さんということもブルゴーニュファンの間では有名です。

いつもお忙しい千砂さんですが、忙しい合間を縫って私たちの案内をしてくれました。


217.jpg

まずはセラーを案内してもらいました。石造りの重厚なセラーの中で樽が整然と並んでいます。

そして醸造所へ。。。。
223.jpg


広い醸造所は本当にお掃除が行き届いていて、とても厳しくワインの管理がなされていることがうかがわれました。只今2011ヴィンテージのワインを瓶詰しているところだそう。。。。
千砂さんはタンクから直接ワインをテイスティングさせてくれました。
2011ヴィンテージなのでまだ若々しさは感じるものの美しい酸と果実味のバランスがよく、長い余韻を感じる複雑な味わいです。
千砂さんは、大変魅力的な女性で、ユーモアを交えながら丁寧に案内をしてくれました。
伝統的な造りを大切にしつつ、ビオへの取り組みもしながら、またワインのトレンドも見つめつつテロワールを重視したワイン造りを行っている姿勢は本当に素晴らしいと感じました。

また、収穫の際のおもてなしの様子なども気軽に話してくれたり、どんなお料理を出しているのか献立表をを教えてくれたりとワイン造り以外の運営に関しても楽しいお話をたくさん聞かせてくれました。
242.jpg

千砂さんと記念撮影★
本当に学ぶことが多く、実り多い時間が過ごせたことと、初めてお会いしたのにとても温かく迎えてくれた千砂さんに感謝しつつ、ドメーヌ・シモン・ビーズを後にしました。
ブルゴーニュは、本当に温かい人たちがワインを造っているんだぁって強く感じました。




posted by ワイナリーマダム at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

ワインを訪ねて 〜ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール訪問〜

コート・ド・ボーヌからコート・ド・ニュイへと車を走らせ、ヴォーヌ・ロマネに入ります。ヴォーヌ・ロマネはコート・ドールの中でも最も輝かしい村であり、この地で生み出されるワインは華やかな果実味と官能的な香り、ボディは大変リッチで優雅なスケールが大きい長熟タイプです。車窓からは、8面のグランクリュ畑をはじめ、名だたる名醸畑を眺められ、時を超えて引き継がれているこの素晴らしい畑から生み出されるワインに思いをはせる喜びを感じずにはいられません。

本日訪れるドメーヌは名門ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールです。
いわゆる「グロ家」の一員であるドメーヌの指揮は、現在ベルナール・グロ氏が任されています。

偉大なドメーヌ家系「グロ家」に伝わる、「クロ・ヴージョ・ミュジニー」や「グラン・エシェゾー」を所有することから、一般的に”本家”と認識されている「ジャン・グロ」「ミシェル・グロ」よりも重要な畑を持っています。

142.jpg
ドメーヌ到着!!
さすがグロ家、かなり豪華で素敵な建物(お城)です。
本日案内してくれるのはベルナール・グロ氏の叔母様に当たるマダムです。
現在は甥のベルナール氏がドメーヌを取り仕切っていますが、こちらのマダムが素晴らしいグランクリュ畑のすべてを所有しているのですから本当にすごいです★


147.jpg

ただいま改装中の樽庫を抜けてセラーの一番奥に何ともきらびやかな部屋が。。。。
なんとこちらのセラーは床の色も変えることができ、真ん中にはグランドピアノが。。。。
美しいブルゴーニュグラスを使ってこちらのスペースでワインテイスティングをさせていただきました。
あまりに優雅すぎる。。。。。
ちなみにこのセラーはロマネ・サン・ヴィヴァンの真下に位置し、この地層はロマネ・サン・ヴィヴァンの地層だそうですぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

148.jpg

少々雰囲気にのまれてしまった私たちですが、マダムが順番にワインをグラスに注いでくれます。
本日いただいたワインは5種類、ヴォーヌ・ロマネ、エシェゾー、クロ・ヴージョ・ミュジニー、グラン・エシェゾー、リシュブール、、、4種類のグランクリュを飲み比べられるなんてこんな贅沢なテイスティングって。。。。と腰が抜けそうになりましたが、驚くべきはそのおいしさ。。。。
ヴィンテージはすべて2010年でしたが、もちろん若々しさもあるものの今飲んでも充分おいしく、素晴らしいの一言に尽きます。
こんなワインがあるからこそ、ブルゴーニュ好きはワインから離れられなくなってしまうだなぁと思わずにはいられない華やか且つ複雑でうっとりとするような味わいでした。
私たちが益々ブルゴーニュワインのとりこになってしまったことは言うまでもありません(笑)

155.jpg

ブルゴーニュの宿泊先オステルリー・ル・セドルに到着するころにはもうあたりはすっかり暗くなってしまいました。ホテルはライトアップされていてかわいらしいガーデンが美しく彩られていました。
最後にブルゴーニュで案内をしてくれたレザンドールのCHOQUET裕子さんと一緒に。
今回のブルゴーニュではドメーヌ訪問はもちろんのこと、裕子さんとの4年ぶりの再会もまたとても楽しみにしておりました。裕子さんのおかげでとても楽しく実りあるブルゴーニュでの時間を過ごせました。日本で、はたまたフランスで再びお会いできるのを楽しみにしています。

posted by ワイナリーマダム at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

ワインを訪ねて〜ドメーヌ・ミシュロ訪問〜

家族の固い絆に支えられているドメーヌ・シュブロを後にして、私たちは一路ムルソーに向かいました。

ムルソーは世界的に人気のある白ワインの名醸地として知られていますが、シャルドネの栽培、醸造をしている私たちももっとも訪れるのを楽しみにしていた村です。本日うかがうドメーヌ・ミシュロは歴史が古く、ムルソーの中でも絶好の区画ばかりをもつドメーヌで、現当主のジャン・フランソワの新しい技術に義父から受け継いだ情熱と哲学が組み合わさり、ムルソー村の中心的存在となる注目ドメーヌです!

本日はさらにその息子さんが私たちの案内をしてくれました。
ドメーヌ・ミシュロの印象はまず大変洗練されていること。
案内してくれたイケメンの息子さんはとてもおしゃれな雰囲気で、ドメーヌの入り口にはテラスや素敵なオブジェが置いてあり、優雅な雰囲気です。


112.jpg

セラーの中の樽の様子。
樽、瓶も美しく並べられています。

106.JPG

セラーの中にはこのような美しいオブフェがライトアップしてあったりと、ホント素敵すぎます。。。。

120.jpg

セラーの一番奥にとても趣のあるテイスティングルームがあり、飲むワインごとに畑の特徴を説明してもらいながらテイスティングをさせていただきました。実は私はムルソーのワインはバタリーでナッティーなイメージがあったのですが、本日テイスティングさせてもらったワインは、なんというかもう少し葡萄の本来の味わいを重視した果実味を楽しむタイプで、みずみずしさとしっかりとした酸が特徴のワインに少し驚きを感じました。先代から現当主への代替わりの際に葡萄のポテンシャルを最大限生かし、テロワールを感じさせる造りへと変化を遂げたとのこと。ワインの味わいはフレッシュな果実味とシャープな酸のバランスが取れた蔵のイメージ通りの洗練された味わいでした。

素晴らしいワインの数々をテイスティングさせていただき、色々技術的な質問を次々させていただいて本当に実りある時間を過ごさせてもらいました。

122.jpg

最後にお決まりの記念撮影★
丁寧に案内をしてもらって、本当に感謝感謝です。

ドメーヌ・ミシュロ、今後益々楽しみですね。



posted by ワイナリーマダム at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

ワインを訪ねて〜フランス旅行記〜 ドメーヌ・シュヴロ訪問

ドメーヌ・ジョセフ・ヴォワイエを後にして、どこまでも続くワイン畑の中を車で走り、コート・ド・ボーヌ最南端に位置するマランジェ村にあるドメーヌ・シュヴロに到着しました。
066.jpg

村全体がのどかで、青空に吸い込まれそう。。。。美しい景色の中に溶け込むとても素敵なドメーヌです。

ドメーヌ・シュヴロは、当主のパブロさん、その弟のヴァンサンさん、そしてパブロさんの奥さんのかおりさんを中心にワインを生み出している家族経営のドメーヌです。

ドメーヌ前の畑で作業をしているパブロさんを眺めながら、かおりさんにセラーへと案内をしてもらいました。重厚な石造りのセラーの中でたくさんの樽を見せてもらったり、畑の地質やブドウ栽培へのこだわり、ワイン醸造について丁寧に説明していただきました。
078.jpg



シュブロ家の畑は、底土にはジュラ紀時代の石灰土、表土には自然に灌漑された粘土と白亜の混合土といった、ブドウ造りに大変適した土地です。造られるワインごとにそのブドウの木が植えられている畑の土をこのように展示してあります。


083.jpg


そしていよいよワインのテイスティング!!
ビオの造りを行っているこちらのワインは、アロマティンクな香りと柔らかなタッチ、全体に味わいがよく溶け込んでおり、豊かな余韻が感じられました。
テイスティングの間には、お父さん、お母さん、息子さん、その友達、旦那様のパブロさんが入れ替わり立ち代わり、セラーに遊びに来てくれて本当に仲の良い家族であることがうかがえて素敵な雰囲気でした。
またかおりさんがワイン一つ一つの説明はもちろん、本当に楽しくお話をしてくれたのであっという間に時間が過ぎてしました。
すべて手摘みで行う収穫や旦那様のストイックなブドウ栽培へのこだわりがドメーヌ・シュヴロのワインを造り上げていることを改めて知り、特に黄色い果実を思わせるアロマとシャープな酸、奥行きある味わいのアリゴテのおいしさには驚きました。

085.jpg

パブロさん、かおりさんと記念撮影★
パブロさんは畑仕事の真っ只中でしたが、忙しい合間を縫ってもてなしてくれました。

家族の強いきずなを感じる素敵なドメーヌでした。
パブロさん、かおりさん、そしてシュブロ家の素敵な人々に感謝しつつ、ドメーヌ・シュヴロを後にしました。

posted by ワイナリーマダム at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2013年02月24日

ワインを訪ねて〜フランス旅行記〜 ドメーヌ・ジョセフ・ヴォワイヨ訪問

ブルゴーニュに到着したばかりでヴォルネの街で畑の説明をしてもらっていると、1台のトラックから優しそうなムッシュが降りてきました。
裕子さんが親しげに話をはじめ、以前奥野田に来てくれた時にお渡ししたパンフレットを大事に持っていてくれて私たちのことを紹介してくれました。

すると、「うちにちょっと寄ってテイスティングしていきなよ!!」と声をかけてくれる素敵な出来事が。。。
彼はドメーヌ・ジョセフ・ヴォワイヨの当主、ジャン・ピエール・シャルロ氏、ブルゴーニュに到着して早々こんなラッキーに巡り会ってしまいました。

059.jpg

あまりの嬉しさに心を躍らせ、さっそく彼が案内してくれるセラーの中へ。。。

画像 061.jpg

(右からワインの説明をしてくれるジャン・ピエール・シャルロ氏、丁寧に通訳をしてくれるレザンドールの裕子さん、質問しまくりの旦那さん)

テイスティングさせてもらったワインはジンワリと体にしみいるようなおいしさ。。。
ヴォルネとポマールはブドウの個性に違いがあり、出来上がったワインも一方は女性的、また一方は極めて男性的な味わいでしたが、どちらも温かさがあり彼の人柄を表現しているようでした。
また、ワインづくりの考え方もワイン学校の先生をされているとのことで大変わかりやすく感銘を受けるものでした。
064.jpg

ワインにも表現されている彼の朗らかさ、優しさ、大きさは、まさにフランスのお父さん!!!
ブルゴーニュの地での素敵なお父さんとの出会いと感謝しつつ、ドメーヌを後にしました。


ブルゴーニュ入り早々、こんな素敵な出会いに恵まれてちょっと興奮しました。
まだまだ一日は始まったばっかり!!
posted by ワイナリーマダム at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2013年02月23日

ワインを訪ねて〜フランス旅行記〜 ブルゴーニュへ

早朝6時、まだあたりは真っ暗の中ブルゴーニュに向かうTGVが出るGare de Lyon(リヨン駅)に出発しました。
オペラ駅からメトロで1本なのですが、少し荷物が多かったのとまったく夜が明けていないこともあってリヨン駅まではタクシーで。。。。
夜のルーブル美術館やパレロワイヤル、ポンヌフは美しくライトアップされていて、セーヌ川沿いのわずか15分ほどのドライブは本当に素敵なものでした。
047.jpg


TGVは時速300kmで走る高速電車、日本でいう新幹線のようなものです。
私たちが乗った早朝の電車は、数少ないボーヌへの直行便で、途中ディジョンを経由して、約2時間半でボーヌに到着します。


今回のブルゴーニュでのドメーヌ訪問やプログラムは現地でガイドをしているレザンドールの裕子さんにお願いしました。
裕子さんとは、4年ほど前に奥野田を訪れてくれたことがきっかけで知り合い、フランス人のご主人、かわいいお子さんと一緒に来てくれてその時からブルゴーニュに行くときは裕子さんにお願いしようと決めていましたので、やっと思いがかない、久しぶりに再会ができました。
しっかりとしたワインの知識をお持ちなので的確でわかりやすい通訳をしてくれますし、とても美しくとっても素敵な女性です。

本日はドメーヌ訪問と車での畑の見学を予定していますが、まず訪れた名醸畑をいくつかご紹介したいと思います。 


058.jpg

まだ朝靄が残るヴォルネの村、教会の高台から見下ろす景色は本当に広大です。
この後心躍るような素敵な偶然が。。。。
詳しくは、ドメーヌ訪問編(??)でお伝えしますね。

094.jpg

モンラッシェ、グランクリュ畑です。
透明感と複雑味を兼ね備えた偉大なシャルドネのワインが生み出されます。

この畑を所有するマルキ・ド・ラギッシュはモンラッシェ最大の所有者であり、この地で造られるワインの中では軽やかでありながら、一番フィネスを中心としたワインを生み出しています。
それにしてもこのような立派な石の門やアイアンでできた素敵な門がある畑があちらこちに。。。。


139.jpg

そして、お約束!!かの有名なロマネ・コンティです。言わずと知れたドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのモノポールです。この神に祝福された畑からは、究極のバランスとフィネス、類まれな丸みを兼ね備えた気品あるワインが生み出されています。。。。
が私はまだ飲んだことがありません。色々な方にそのワインの素晴らしさを聞きますが、話だけではわからないのでいつか飲んでみたいものです(笑)

またこのロマネ・コンティが位置するヴォーヌ・ロマネは目がチカチカしてしまうほどすごい畑がたくさん。。。ラ・ターシュ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン。。
ブルゴーニュワインファンの心をつかんで離さない優雅なワインが生み出されています。


ドメーヌ訪問の間を縫ってまだまだたくさんの畑を巡ったのですが、紹介しきれないのでこの辺で。。。

次はいよいよドメーヌ訪問の様子を紹介いたしますハートたち(複数ハート)
posted by ワイナリーマダム at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜

2013年02月20日

ワインを訪ねて〜フランス旅行記〜 パリ到着

私たち夫婦で奥野田ワイナリーをスタートさせてからようやく5年、2名の優秀なスタッフが仲間入りし、当初から念願だったフランス訪問がようやく実現しました。
006.jpg

今回の目的は、ブルゴーニュのドメーヌ訪問。
世界中を魅了するワイン産地ブルゴーニュのドメーヌから、たくさんのことを感じ、学び、少しでも今後に役立ててければと思っています。
10時間を超える長~い飛行機、実際はもっと乗っていたような気さえしましたがなにはともあれフランス時間の午後5時過ぎにシャルルドゴールに到着しました。
画像 043.jpg

夜のオペラ座はライトアップされてとってもきれいです。

本日から最終日までお世話になるホテル「スクリーブ」にチェックインして、明日からのアクティブな毎日のために旅の疲れを癒しました。

翌日、パリ市内の散策がてら、デパートのワイン売り場やワインショップ等をまず訪問。
流石にワインの国だけあって、本当に売り場が充実している上、とっても洗練されています。
一日中いても飽きないくらい。。。。
画像 026.jpg


ボンマルシェのワイン売り場には、リーデル直営のワインレストランがあり、20~30種ほどのワインをいただくことができます。
ワインの量も選ぶことができるので、気に入ったワインをグラスで何種類かチョイスして、お好みのワインは隣のワインショップで購入することができます。
034.jpg


もちろんワインにとても良く合うおつまみやお料理なども豊富に取り揃えてあります。
私たちも、お互い興味があるワインを2種ずつ選んで、オーダーしました。
これは、強い自制心がないとは端から飲みたくなってしまいますね。(笑)


明日は、早朝からブルゴーニュに移動です。
憧れのワイン産地でどんな素敵な出会いが待っているのか。。。。楽しみで寝付けないくらいですが
何せ6時には出発しなければなりませんので、早く寝ます。。





posted by ワイナリーマダム at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記〜ワインを訪ねて〜