9月7日は長門原圃場、9月8日は桜沢圃場のシャルドネ収穫会、
2日間で延べ50名を超える有志の皆さんが集まってくれて一緒に収穫作業をしました。

収穫の日を迎えるまで、鳥や鹿の被害など様々な心配事がありましたがその度に色々と知恵を絞ってどうにか本日を迎えることができました。
一日でも早く収穫したい気持を抑え熟度がしっかり上がるのを辛抱しましたが、病気もほとんど見られず、房も大きく本当に素晴らしいシャルドネがたわわに実っている光景は感動的でした。
早朝6時のまだ涼しい時間帯から続々と集まってくれたお客様はまず収穫の手順や注意事項を確認し、早速収穫に取り掛かります。
早朝は気温も低くとても気持ちよく作業がぐんぐん捗ります。

こちらは一日目の長門原圃場の収穫の様子です。OVCで冬からずっと畑での時間を共有して来てくれたメンバーさんや毎年収穫に来てくれているお客様もいれば、収穫初体験のお客様もいて、作業を始めた瞬間はなかなかペースが上がりませんが、作業を始めて1時間ほどが経過すると辺り一面静まり返ったようにみんな作業に没頭して、素晴らしいペースで収穫が進められて行きました。
葡萄の出来も本当に素晴らしく一つ一つ作業を重ねて、小さな危険信号も見逃さずここまでこぎつけた栽培スタッフが誇らしく思えました。

また、ヴィンテージを超えてお越しいただいているお客様と今年の葡萄の出来栄えを一緒に喜ぶ瞬間は本当に嬉しいものです。良くないヴィンテージを知っているからこその喜びを共有してくれる方がたくさんいることに感謝感謝です。

こちらは2日目の桜沢圃場の収穫の様子です。
2日目は前日夜からお天気が崩れ、明け方には雨脚が強まりましたが早朝5時ほどに雨がやみ、ホッとしたのもつかの間、皆さんが集まってちょうどペースが上がって来てノリに乗ってる8時過ぎにまた大雨になってしまいました。
やむを得ず、一度セラー前まで退散し、テントの下でしばらく雨が切れるのを待ち、10時に収穫を再開しました。人間の力ではどうにもならないお天気ハプニングはありましたが、参加してくれた皆さんが心を一つにして収穫を無事成し遂げるために尽力してくれたことがとても心に残りました。
1日目長門原圃場では2570kg、2日目桜沢圃場からは880kgのシャルドネの収穫ができ、雨に降られる場面もありましたが、どちらの日も午前中に作業が終了し、今までで最も速いスピードで最も沢山のシャルドネの収穫ができました。

お昼御飯はセラー前で、ワインはもちろん昨年ヴィンテージの桜沢シャルドネを収穫作業を思い起こしながらいただきました。
そして、こちらは出来立てほやほやの今年のシャルドネのコンフィチュール!!
一足先に収穫していち早く収穫会に駆けつけてくれた皆さんに味わっていただきました。
1日目は恒例の激安グラスワイン販売(笑)、2日目はほんの少しですが、仕込みの見学と除梗機へ葡萄投げ入れ体験も行いました。
シャルドネ収穫会にお越しいただきました皆さん、お疲れさまでした&ありがとうございました!!
今年は鹿の被害で100キロ以上のシャルドネが食べられたりとかなり心配事がつきなかっただけに
予想以上の素晴らしい出来栄えの葡萄に私自身も感動しましたし、何よりも収穫という幸せな作業を皆さんと共に出来たことを心より感謝いたします。
2日間で収穫していただいた3450kgのシャルドネは、8日の夕方と翌日気持ち良く仕込みをさせていただき、
今(9/10)タンクの中で発酵を始め、明日には樽に移されてセラーに移動をします。
皆さんに丁寧に収穫していただいた葡萄は、少しずつおいしいワインに変わっていきますので是非楽しみにしていてくださいね。
ご協力いただきました皆さん、本当にありがとうございました!!