
ドメーヌ・シモン・ビーズ (Domaine Simon Bise) はサヴィニー・レ・ボーヌを代表するドメーヌで、テロワールを反映した素晴らしいワインを生産していることで知られています。サヴィニー・レ・ボーヌには特級畑はありませんが、22を数える1級畑があり、バランスの良い洗練されたワインが生み出されています。赤ワインの生産が主流ですが、全体量の10%ほどの白ワインも生産しておりその味わいはミネラル豊かでとても滑らかです。
シモン・ビーズは、パトリック氏の経験と妥協を許さない姿勢により22Haという広大な畑から非常に高い水準のワインがつくられています。
また、パトリック氏の奥様は日本から嫁がれた千砂さんということもブルゴーニュファンの間では有名です。
いつもお忙しい千砂さんですが、忙しい合間を縫って私たちの案内をしてくれました。

まずはセラーを案内してもらいました。石造りの重厚なセラーの中で樽が整然と並んでいます。
そして醸造所へ。。。。

広い醸造所は本当にお掃除が行き届いていて、とても厳しくワインの管理がなされていることがうかがわれました。只今2011ヴィンテージのワインを瓶詰しているところだそう。。。。
千砂さんはタンクから直接ワインをテイスティングさせてくれました。
2011ヴィンテージなのでまだ若々しさは感じるものの美しい酸と果実味のバランスがよく、長い余韻を感じる複雑な味わいです。
千砂さんは、大変魅力的な女性で、ユーモアを交えながら丁寧に案内をしてくれました。
伝統的な造りを大切にしつつ、ビオへの取り組みもしながら、またワインのトレンドも見つめつつテロワールを重視したワイン造りを行っている姿勢は本当に素晴らしいと感じました。
また、収穫の際のおもてなしの様子なども気軽に話してくれたり、どんなお料理を出しているのか献立表をを教えてくれたりとワイン造り以外の運営に関しても楽しいお話をたくさん聞かせてくれました。

千砂さんと記念撮影★
本当に学ぶことが多く、実り多い時間が過ごせたことと、初めてお会いしたのにとても温かく迎えてくれた千砂さんに感謝しつつ、ドメーヌ・シモン・ビーズを後にしました。
ブルゴーニュは、本当に温かい人たちがワインを造っているんだぁって強く感じました。