9月11日(土)、12日(日)の両日、自社農園神田圃場のメルロを収穫しました。
今年は素晴らしいヴィンテージになるぞー!!って思っていたらお盆以降の長雨の影響でここわずか数日で葡萄に傷みが見え始めてしまいました。今年は収穫のタイミングの難しさを痛感したヴィンテージになりました。
朝早くから収穫に集まってくれる皆さんのために今年も新潟から送っていただいた新米でウェルカムおにぎり雅量さんの大学の先輩が新潟でお米を作っていて美味しく尊いお米をいち早く届けてくれます。
今回はコシイブキという美味しいお米!!モッチモチです。
到着した方から身支度を整えてまずは収穫の注意点を説明。
今年のメルロの収穫はデラウェアやシャルドネのような手入れ要らずの状況とは違い、葡萄を選別しながらの厳しい収穫となりました。房ごとワイナリーに運び込むにふさわしい美しい葡萄、残念ながら房ごと畑においてこなければならない痛みの見える葡萄、半分の美しくない部分だけ切り落とせば収穫カゴに入れて良い葡萄と丁寧に葡萄を確認しながら収穫を進めていきます。
もちろん美しい葡萄も畑の中にはいっぱいなのですが、とにかく欲張らず良い葡萄だけで仕込をする方針で、今年は全体の3〜4割の葡萄を仕込にふさわしくないという選別し畑に落としてきました。
厳しい収穫ではありましたが、それでも美しい葡萄に出会える瞬間はとてもうれしく、心が躍ります。
一列が長ーい神田圃場、集中しているとあっという間に時間がたってしまいます。
つかの間のおやつ休憩。今回は葡萄を収穫しながらおやつで林檎を食べたり(笑)、お菓子を食べたり、水分補給したり。。。
たった2週間なのに先々週のシャルドネ収獲の時に比べると確実に季節が動き、秋めいています。
こんな風に風邪を感じたり、空気感や木々の色、空の色をしみじみ感じられる神田圃場はとっても美しく幻想的な畑です。
2日間ともに集まってくれた皆さんが丁寧に収穫作業をしてくれて合せて2530キロのメルロを収穫する事が出来ました。畑の中に1トン近いメルロを置いてこなければならなかったのは本当につらく残念です。
こんな厳しいヴィンテージでしたがその中を力強く生き抜いて私たちの手によって選ばれて工場に運んだ葡萄にはそれだけの強さとパワーがあります。その葡萄の力と魅力を存分に感じてもらえるワインを造れるようにスタッフでこの葡萄たちのお世話を丁寧に丁寧に重ねていきたいと思います。
収穫作業の後はワイナリーガーデンテラスでランチタイム。まん延防止の為この週末までワインをお出しできず本当に残念でしたがその分この時期しか味わえないシャルドネフレッシュジュースとワイナリーでは完売しているメルロジュースでおもてなし。出来たてホヤホヤのメルロのコンフィチュールも味わっていただきました。
もちろん色鮮やかないつものマダムピクルスも!!
収獲をご支援いただきました皆様、本当に有難うございました!!
一緒に収穫した葡萄たち。。。ワインの歩みを少しずつはじめています。
収獲していただいたぶどうから出来上がるワインを皆さんと一緒に飲めるのはまだまだ先の事ですが
2021年、、、コロナで大変でその上葡萄を選別しながらのメルロ収穫だったなぁなんて思い起こしながらみんなでワインを飲める日が来たらうれしいですね。その時は結構厳しい収穫だったけど本当に選び抜かれた葡萄ってすごいんだなぁ。。。なんて感想が聞けるワインになってたらいいなぁ。。。
2021年09月12日
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