2021年は長引くコロナ禍の中で奥野田ヴィンヤードクラブの活動もほとんどできず、YOUTUBEなどを使いながらの作業案内などでここまで学んできましたが7月は通常の3分の1以下の人数に制限して4日間にかけて傘紙作業を行いました。
HIYAKE VINEYARDのカベルネたち、、、元気いっぱい夏の日差しを浴びてピカピカです。OVCの活動はコロナに振り回されている間にすっかり夏になってしまいましたが、葡萄たちはそんな世間の状況関係なしにスタッフたちにしっかりお世話してもらってすくすく育っています。
まずはガーデンテラスで座学。。。ここまでの栽培の流れや土壌について、葡萄の生理学について学び、この美の作業である傘紙掛けの目的や効果、作業方法などを約45分間学びます。
毎回行うこの座学が奥野田ヴィンヤードクラブの人気の秘密です(笑)
座学の後は畑でのデモンストレーション。スタッフの細川が作業の手順を実際に畑の中で実演。傘紙掛けの注意点などをしっかり学びます。
そしていよいよ作業開始。今回は4日のすべての作業日が晴天!!晴れ男が多いOVCですが、それにしてもお天気が良すぎて驚きです。
畑の中でも感染防止の為皆さんにマスクの着用をお願いして、作業をしていただきました。暑い上にマスクをしての作業は本当に大変。それだけに体調管理や水分補給には十分気を配りながら作業をしていきます。
4日間どの日も気温がとても高かったので、かき氷休憩をみんなとっても喜んでくれました!
畑全体の葡萄に傘紙を掛け、最後にOVCメンバーエリアにあるご自分の木に傘をかけて今年も雨粒から葡萄を守ってあげます。
丁寧に傘をかけてもらって誇らしげに整列するカベルネ・ソーヴィニヨンたち。9月後半に迎える収穫が今から楽しみでなりません。このような厳しい状況での作業でしたが、色々な注意点をお願いする中での作業は本当に大変!!でも皆さん一人一人が高い意識を持ち、感染防止と丁寧な作業を心掛けてくれたお陰で本当にハッピーな4日間でした。ありがとうございました!!
作業の後はランチタイム。ランチワインはリリース仕立ての2018桜沢シャルドネ。長らく2017ヴィンテージを販売してきましたがコロナ禍のお陰で少しリリースが遅れた2018ヴィンテージは味わいがとてもまろやかになっていて果実味と奥行き、余韻の長さをしっかり感じていただけるワインに仕上がっています。また大人気スパークリングワイン、ヴィンテージブリュット2018+も久しぶりにリリースしたので皆さんにご紹介しました!
ランチはコロボックルさんの地元の野菜を使ったお弁当と夏のマダムのスペシャリテ(笑)、ガスパチョをお出ししました。上は完熟トマトで丁寧に作った酸味をしっかりと効かせたガスパチョ、下の方は枝豆をピューレにした濃厚な味わいが楽しめます。まさに食べるスープという作業の後にはうってつけのとってもおいしい夏のスープです。
ランチの後は今年の春に出来た新工場をご案内。。。導入した搾汁機の説明やこだわり等話し出したら止まらない時間が続きました(笑)この新工場は今年の仕込から稼働する予定です。
4日間にわたる傘紙掛け、暑かったけどとても楽しく有意義でハッピーな時間でした。
まだまだ先が見えない状況が続いていますが、安全を第一に考え出来ることを一つ一つセレクトして前に進んでいきたいと思います。
今年の仕込スタートまで約1ヵ月、2021ヴィンテージの葡萄のポテンシャルを最大限に引き出し、そしてその力を新たな工場で最高に引き出したワインが出来るようにしっかりと準備を整えてあと1ヵ月を過ごしたいと思います。
2021年07月18日
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