9月21日(月/祭)に2020年度自社農園の最後の収穫会、神田圃場カベルネソーヴィニヨンの収穫をしました。
8月中旬から始まった今年の収穫仕込シーズン、気づけば本日で今年最後の葡萄が醸造場に納まり、ワインになる歩みを始めるといういまだかつて経験したことのない速さでシーズンが進んできました。主人は35年以上ワインを造っていてこんな経験は初めてとの事(笑)
お越し頂いた皆さんは毎年収穫のお手伝いに来ていただいている方や私たちのワインを日ごろからお取り扱いいただいている素敵な仲間、OVCメンバーさんなどいつも私たちを応援して支えてくれる様々な温かい人たち。
神田圃場のカベルネ・ソーヴィニヨンは少し苦労はしたものの今年の他の畑同様、収穫直前まで畑を毎日見回って手入れをし、病果を取り除く作業を行ったため収穫当日は健全果実のみ、手入れ要らずの楽しい収穫となりました。
畑の中は静まり返り、皆さん一人一人が2020ヴィンテージの葡萄たちを見つめて、丁寧に収穫作業をしてくれました。
HIYAKE VINEYARDのカベルネ・ソーヴィニヨンとはまた違ったキャラクターを持つ神田圃場のカベルネ・ソーヴィニヨン。2020年がどんな味わいのワインに醸されていくのか、ここに集ったみんなで楽しみに待ちたいと思います。
作業の後はみんなでランチタイム。ワイナリーに到着した方からまずアイスで疲れを吹き飛ばし、お弁当とワイン、それに加えてお馴染みマダムピクルスとコンフィチュールとチーズのカナッペ。
ピクルスは今年は6月から皆さんにお出ししているから概ね500人分くらいは作ったかな。。。(笑)
ピクルスも作り納めでした。
ワインは本日収穫した神田圃場から生み出されるワインヴィーナス メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン。
2017ヴィンテージはまだまだ酸もしっかり、タンニンもやや荒々しさが残る若々しい味わいですが、ゆっくりとした時間の経過と共に果実味がほどけて味わいが柔らかくなっていくワイン、みんなで本日の収穫を思い起こしながら楽しく乾杯をしました。
そしてランチの後は自由参加で仕込風景の見学と除梗機への葡萄の投げ入れ体験を。。。
醸造機械の説明やこの後の工程なども説明しながらやんわりと今年最後の収獲会は幕を閉じました。
神田圃場カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫をお手伝いいただきました皆さん、本当にありがとうございました。2020年はコロナの影響今までの暮らしやワイナリーの在り方が一変、その上で葡萄にとっても厳しい年でした。でもそんな中で奇跡的に私たちの自社農園の葡萄は本当に素晴らしい出来で、またすばらしい仲間に支えられてどうにかこの厳しい年の収穫仕込み期を駆け抜けることが出来ました。
葡萄は全て醸造場に入りワインになる歩みを始めていてれからの道筋をしっかりと作って管理してあげることがとても大切なのでまだまだ気が抜けませんが、まずは多くの方々のお力添えもあって乗り切れたことに感謝しかありません。
2020ヴィンテージ、いろんな意味で忘れがたい年ですが、出来上がったワインを飲んで「本当に厳しい年だったけどこんなにおいしいワインが出来たんだぁ」なんて言いながらグラスを傾ける日が来てほしいです。
2020年09月21日
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