シルバーウィーク3日目、いよいよ2015年最後の収穫会「神田カベルネ収穫会」を開催しました!!
本日も秋晴れの素晴らしいお天気、40名ほどのワインラヴァーの皆さんと一緒にこの広大な神田(じんでん)圃場に植えられている420本のカベルネ・ソーヴィニヨンの木から葡萄を収穫します。
奥野田ワイナリー最大の面積を誇るこの神田圃場は、3分の2がメルロ、残りの3分の1でカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培をしていて、上から見ると真ん中が緩やかに凹型にカーブした何とも美しいフォルムをしています。ワイナリーから最も離れているため普段ご案内することのない畑ですが、ロケーション、美しさ含め私たちの自慢の畑です。
1列100m以上ある垣根畑、今年は病果はほとんどなく着色も上々の素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンがたわわに実っています。本日はいつものベテランメンバーに加えて、はじめましてのメンバーさんもとても多く、最初は収穫方法や青玉の処理の手順などに少し温度差があったように見受けられましたが、作業が進むに連れて皆さん気持ちを一つに収穫を進めてくれていたようでした。一列が長ーいこの畑は特にみんなでまとまって次々移動しながら収穫を進めていく方法がベストで、いいペースで作業が進んでいきました。
途中のブレイクタイム、定番のマダムおにぎりやピクルス、近隣農家さんの葡萄、シューアイスなどのおやつ共にしっかりと水分補給をして再び収穫作業を進めます。
みなさん真剣に収穫、お手入れをしてくれています。この畑にもセンシングシステムが設置されていて10分おきに温度と湿度を観測し、圃場の気象データを蓄積、分析しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンはこの神田圃場420株と日灼圃場900株を栽培しておりますが、全て7月に笠紙を掛ける日灼圃場に対して、神田圃場では笠紙を掛けずに収穫を迎えております。年によってどちらの圃場にアドヴァンテージがあるかが違うのですが、今年のヴィンテージに関しては病果はどちらの圃場もほとんどなく、神田圃場のカベルネ・ソーヴィニヨンの方が着色においてはやや成績が良かったように思えます。ちなみに昨年は笠紙を掛けた日灼圃場の方が品質が良く、神田圃場は病果が多く見られました。
こうやって少しずつ栽培方法も変え、ヴィンテージや畑の特徴と共に照らし合わせながら観察してみるのもとても面白いですね。
本日は午後1時過ぎ、850kgのカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫を終え、神田圃場からもすべての葡萄が工場に運び込まれました。
収獲の後のランチタイム、恒例の乾杯スナップ★
皆さん本当にお疲れ様でした。
長いようで短かった3週間にわたる自社農園の収穫が本日をもって終了しました。
シャルドネ、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンと品種を変えながら3週間7日間の収穫に、のべ360名ものワインラヴァーの皆さんがお越しくださいました。
この期間中、私たちスタッフと共に収穫を支えてくれたかけがえのない仲間の存在があったからこそこの日を迎える事が出来たのだと感謝の気持ちでいっぱいです。収穫会のたびにお会いできる素敵なメンバーの皆さんにたくさんの優しさとパワーをいただき、何よりも一緒に収穫の喜びを共有できる仲間がいることの幸福感でいっぱいの3週間でした。まだまだ仕込は続きますし、私たちの疲れと緊張感はピークに達していますが一緒に2015年の収穫をしてくださった皆さんの愛情を力に変えて残りの仕込期間も大切に過ごしていきたいと思います。ありがとうございました★
2015年09月21日
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