9月6日、7日で2014年記念すべき最初の収穫会を開催しました。
初日は長門原(Nagatohara)圃場、2日目は桜沢圃場で集まってくれた有志の皆さんとシャルドネの収穫をします。
まだ日が昇る前の長門原圃場、急斜面から甲府盆地を見下ろしながら、早朝6時にお集まりいただいた皆さんと一緒に朝もやの中で収穫作業を始めます。
昨年、一昨年に比べると今年はなかなかに難しいヴィンテージですが、葡萄の糖度も合格点、酸もしっかりとあり、皆さんの力を借りながら病果を取り除き、おいしいワインに仕上げていきたいです。
まずは畑の中で収穫方法や収穫手順などをスタッフから説明させていただき、実際に収穫作業を行います。
収穫鋏の入れる理想的な場所や葡萄の手入れの仕方、収穫した葡萄の籠への入れ方等々、細かいことですがどれも葡萄の品質を上げるための小さなステップです。
お天気が心配でしたが、予想とは裏腹にカンカン照りの暑い日となり、手入れの多さもあって作業はなかなかに難航しました。
途中、こまめに休憩を取りながら集まってくれたみんなで協力して、作業を進めていきました。
初日長門原圃場の収穫には37名の有志の皆さんが集まってくれて約1トンのシャルドネを収穫しました。
暑い中で丁寧な手入れをしていただきましたが、一つ鋏を入れるたびごとに出来上がるワインがおいしくなっていく気がしました。
翌日7日は桜沢圃場でシャルドネの収穫。。。。
のはずでしたが、朝からどしゃ降り。。。
昨日長門原圃場の収穫が終わらなかったため、早朝から集まってくれたメンバーさんと一緒にひとまずログハウスで待機し、雨が上がるのを待って6:30過ぎに長門原圃場へ。。。
いつもは畑で手入れをしながら収穫をするのですが、本日はお天気が不安定なため手入れは工場に戻ってからとし、スピード勝負で残りの葡萄の収穫を行いました。
が、1時間も作業ができないままあとわずかな葡萄を残してまたもや雨が降ってきました。
本日は今年から桜沢圃場で一緒に取り組みを始めたパナソニックファクトリーソリューションズの皆さんの収穫会も兼ねており、お集まりいただいた50名を超える皆さんとの会が開催できるかどうか、本当にひやひやしましたが、どうにか9時過ぎには雨が上がり、収穫作業にこぎつけることができました。
まずはいつも通り作業の説明。
本日はお天気が不安定なこともあり、とにかく畑ではすべてのシャルドネの収穫を終え、その後お天気に関わらず作業できる手入れをしていく作戦です。みんなカゴの配給が間に合わないくらいすごいペースで切り進み、午前中であっという間に全量収穫!!
畑に集うみんなが心を一つにして作業を推し進めてくれました。
本日の収穫メンバーさんは50名以上ととても大人数なのでパナソニック社員の皆さんと他のメンバーさん、2班に分けてランチ!!
本日の収穫品種シャルドネを使ったワイン(奥野田ビアンコ、桜沢シャルドネ)を味わっていただいたり、10月1日リリース予定のまだ濾過していないやや荒々しくフレッシュな味わいの2014奥野田ドルチェ〜このゆびとまれ〜を一足先に味わっていただいたりとワイナリーならではのおもてなしを楽しんでいただきました。
午後からは収穫した葡萄の手入れを。。。
みんな一房一房丁寧に病果を取り除き、精度の高い手入れをして健全果のみの仕込を実現することができました。
2014年はここ数年の中では厳しいヴィンテージとなり、また作業はお天気に翻弄されてしまいましたが、自然相手のこの瞬間を共有してくださった収穫メンバーの皆さんのおかげでどうにか乗り切ることが来ました。
出来上がるワインもお手伝いをいただいた皆さん一人一人の思いが詰まった奥深い味わいになることでしょう!!
シャルドネ収穫会に参加してくださった皆様、また春からこの桜沢圃場で取り組みをしてきたパナソニックファクトリーソリューションズの皆様、厳しい天候の中での作業、本当にありがとうございました。
朝からお集まりいただき、収穫の楽しく厳しい時間を共有いただけたことを心より感謝します。
2日間で長門原圃場1930kg、桜沢圃場1300kgのシャルドネを収穫することができました。
長門原圃場シャルドネは7日夜中に、桜沢圃場シャルドネは8日仕込をしました。
皆さんの愛情をたっぷり受けた葡萄たちは一日ごとにおいしいワインに近づいていきます。
畑に集い収穫をしてくださった皆さんと今年のヴィンテージについて語り合いながら出来上がったワインを楽しむ日が来ることが今から待ち遠しいです
2014年09月07日
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