2019年06月09日

八千代で楽しむ奥野田ワイン会@割烹旅館八千代/松坂

三重県松坂にある老舗割烹旅館八千代さんで昨年に引き続き2日間に渡りメーカーズディナーをさせていただきました。
八千代さんはOVCメンバーで私達のワイナリーをいつも支えてくれている仲間のお兄様が営んでおり、昨年伺った際には松坂という恵まれた土地ならではの食材をふんだんに使った懐石料理の数々に感動!!
今年も本当に楽しみに伺いました。器にもこだわり美しいお料理としつらえを楽しんでいただけるとっても素敵な会になりました。
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前菜/壷々(小食器のとり揃え)
生シラス、トコブシ旨煮、鱧煮こごり、もずく、牛しぐれ煮、石川芋塩蒸し、花みょうが
合わせたワインは2018ハナミズキ・ブラン。一つ一つ丁寧にお料理されたお料理とハナミズキブランの柔らかく優しい味わい、じんわり感じる旨味がピッタリです。

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先吸物/輪島塗本木椀
鱧の吸物
ジュンサイの食感と旬の鱧がとってもおいしく、美しい漆塗りのお椀を愛でながら楽しめる吸物。デラウェアをはじめ3品種をブレンドしたさわやかな白ワイン、奥野田ビアンコを合わせて。。。
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造り/美濃焼赤絵かわり皿
伊勢海老、鰹、鯛
伊勢海老のお造りにはやはりテンションが上がりますね。ぷりっぷりで最高でした。今回はお料理に合わせて旨味の強いオレンジ系濁りスパークリングの2016奥野田フリザンテを。。。ワインの味わいにしっかり個性があるので鰹に合わせてもいい感じ。。。これはなかなか興味深いマリアージュでした。
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煮物/有田焼十草柄手描き蓋物
鱧市松、茄子オランダ煮
焼き物/有田焼青磁双葉中皿
サツキマスの焼き物
こちらの二つのお料理にはメルロ100%のスミレ・ルージュを。。。
このワインはメルロの凝縮感をしっかり感じながらもどこか軽やかなニュアンスがあり、和食でも洋食でも美味しく合わせていただける赤ワイン。鱧、鱒の魚の味わいや旨味を引出しながら味わい深く楽しめるマリアージュでした。

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揚げ物/有田焼コバルト台付
稚鮎天ぷら(琵琶湖産)
今年初の鮎。それも琵琶湖で取れた希少な稚鮎を頂けて本当に幸せです(笑)このほのかな苦みが何とも言えず本当においしく味わい深い。。。ワインヴィーナスとの相性が不安でしたが、これがなぜかぴったり合ってびっくり!!こちらの赤ワインは飲み頃に差し掛かり口に含むととっても柔らかな果実味が広がりますが、アフターの余韻が素晴らしく、稚鮎の苦みと本当にピッタリ!!これも新たな発見です!!

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合肴
あられ鍋/鯛しゃぶ
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酢の物/輪島塗本つるべ、佐賀切子
湯引き鱧
ハイ!!もうお気づきかもしれませんが今回はなんと鱧尽くしなのです。こちらのお料理まで全4品の鱧料理を食べつくし、おそらく私たちは一生のうちでもっとも鱧をいただいた二日間になりました。関東ではあまりお目に掛かれない鱧、調理法も難しく包丁の入れ方で味わいまで変わってしまうといわれていますが、こちらの鱧は本当にすばらしい。合わせたワインは〆シャン風に。。。ヴィンテージブリュット。抜群でした。
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ワインがすべて終わった最後の〆のお食事のお椀に驚くほど大きくたくさんの青柳が入っててびっくり!改めてこの土地の食の豊かさを実感!!季節感あふれるお料理の数々は本当に感動的で、ご当主のお客様に楽しんでいただこうという心意気が伝わってきます。
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本日飲んだ奥野田ワインたち。昨年に引き続き夜、昼と2日間にまたがりワイン会をさせていただきましたが松坂の人の温かさに触れられた2日間、本当に楽しい時間でした。お越しいただきましたゲストの皆様、そして今年もこのような素敵な会を企画してくれた八千代当主の阪本さんご兄弟と八千代の皆様、本当にありがとうございました。
また松坂の地で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
そしてこんな豊かな素晴らしいお料理をワインと一緒に楽しみたい皆様、是非来年は松坂にご一緒しましょう♪
posted by ワイナリーマダム at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン会・メーカーズ・ディナー