9月16日、待ちに待った2018奥野田ヴィンヤードクラブ収穫祭を迎えました。
2月の剪定から共に学び作業してきたOVCの皆さん、さみしい冬の畑から葡萄を見つめているからこそ収穫の大きな喜びがあります。HIYAKE VINEYARDのカベルネソーヴィニヨンはとても美しく誇らしげに今までお世話してきてくれた皆さんのお越しを待っているかのようです。
昨日とは打って変わって日差しも強く残暑厳しい収穫。収獲の注意事項を受けて畑に入り作業に取り掛かります。まずは皆さん自分の木へGO!!
OVCではメンバーさん一人一人自分の木があり、この日はその木の中の最高の一房をプレゼント!!
大事に育ててきた自分の木は愛しさもあり、皆さんどのかわいい房を連れて帰ろうか。。。思いめぐらせながら収穫を楽しんでいました。見てるこちらも幸せな気持ちになります。
葡萄は一房一房丁寧に収穫し、他の葡萄を傷つけないように軸の部分を短く切り、房を一回り眺めてワインにふさわしくない粒を取り除きます。
今年は病果はまったくないため主に手入れをするのは青玉。。。房の中にたまにある熟度が足りない青い粒は丁寧に取り除いてあげます。青玉が入るとワインにいわゆるピーマン香という青っぽい香りが出てしまいます。手入れをした房は収穫カゴに。。。4隅から葡萄を並べて層になる様に葡萄を入れていきます。上手に葡萄をかごに入れることで葡萄が傷ついたり潰れたりすることなく10キロを入れる事が出来ます。
そんな風に収穫作業にも注意がいっぱい!!でもベテランメンバーさんが他のメンバーさんの指導などもしてくれるおかげで全体の精度が上がっていきます。かなり暑い中での収穫でしたが収獲後畑に落ちた笠紙もきれいに片づけていただき、お昼過ぎには作業が終了。
本日OVCの皆さんで1260kgのカベルネソーヴィニヨンを収穫、昨日の富士通さんと合わせてHIYAKE VINEYARDから2010kgの葡萄が収穫できました!
パチパチパチパチ
作業の後はお待ちかねのランチタイム!!皆さん着席して昼の宴の始まりです!!
まずワインと一緒に味わってもらうのはこの日の為だけに先に収穫したカベルネソーヴィニヨンをコンフィチュールにしてクリームチーズ、ブルーチーズと合わせたおつまみ。毎年自社農園の葡萄を使ってコンフィチュールを作っているのですが製品として販売するのはシャルドネとメルロのみ。その理由はカベルネ・ソーヴィニヨンは非常に種が固くて多くて取り除くのが本当に大変だから。。。
でもこの日のためにいつもコンフィチュールを作ってくれる母が2時間以上かけて種を取りながら煮詰めカベルネソーヴィニヨンのコンフィチュールを作ってくれました。
本日お出ししたワインに合わないわけがありません!!2点のランチワインの他、皆さんお好みでゆっくりとしたランチタイムにワインを楽しんでくれました。
本日はOVCの皆さんにランチタイムのスペシャルサプライズが。。!!
丹波山で舞茸を栽培しているOVCメンバーさんが、旬を迎えた舞茸を天ぷらとフライにして振る舞ってくれました!!大きく素晴らしい食感の舞茸に皆さん大興奮!!
スーパーで売っているものとは味も香りも食感もまったく違い本当においしいです!!
丹波山クラブの皆さん、本当にありがとうございました!!
尚、丹波山のおいしい舞茸を思う存分楽しめるイベントが9/30に開催されます。その名も舞茸祭!!
丹波山ならではの美味しい舞茸のお料理や鹿肉を使ったお料理、ビール、日本酒もありなんと奥野田ワイナリーも出店予定です。是非是非皆さんお誘いあわせの上遊びに行ってくださいね。
舞茸祭パンフレットはこちら!!
たくさんの素敵なメンバーと共に迎えた2018VT、皆さんと収穫した葡萄がワインになってお目見えするのは約2年後以降、どんな味わいを奏でてくれるのか今から楽しみでなりません。
次のOVCの活動は2か月後のお疲れ様会。ちょっと期間が空いてさみしくなりますが(笑)また次回、元気な皆さんのお顔を拝見できるのを心待ちにしています。
今年で10年目になるOVCですが、何年もにわたって私たちを支えてくださっているメンバーさんがたくさんいます。巡ってくるヴィンテージごとに忘れがたい思い出があり、その年その年の気候や思いがワインになります。畑での時間を共にした仲間とまたこのヴィンテージを振り返りながらグラスを傾ける日を心待ちにしています。
OVCの皆さん、収穫お疲れ様でした。