5月12日(土)、13日(日)の2日間、2018奥野田ヴィンヤードクラブの皆さんに集まっていただき、新梢管理の座学とHIYAKE VINEYARDでの芽かき作業を行いました。
今年はOVCメンバーさんが過去最高197名いますので、作業日を2日間を設けました。毎年この芽かきの作業はその後のお楽しみがあるためか1年でも収穫に次いで人気のある作業日です。
畑の中では3月に集まっていただいた時から景色が一変!!可愛らしい葉っぱと葡萄の赤ちゃんが顔をだし、畑全体を清々しく緑色に彩ってくれています。特に今年は例年よりも芽吹きが早くグングン成長しています。
本日の芽かき作業は剪定で選んだ結果母子から出た必要のない芽を摘み取ってあげる作業で秋に実をつける芽を決定づける大変重要でデリケート且つ難しい作業です。出てきたすべての芽を使うのではなく、選抜した良い芽を残してあげることによって畑全体の生育が一定となり、良い葡萄が収穫できます。また数年先も見越しながら樹形全体も整えていきます。
芽かき作業は大変デリケートで難しい作業なので両日ともに座学はみっちり!!
全体の座講を約1時間、その後一年生と上級生に分かれてさらに30分、いつもよりも少し長めで詳しい座講を行い、作業目的と作業手順を学んでいただきました。なにせ大切な芽は一度とってしまったら取り返しがつかないのですから(笑)
皆さん長い座学で学んだことを頭に詰め込みながら、畑へ向かって作業に移ります。
今年の収穫と今後の樹形をも左右する大変難しく後戻りが出来ない作業ですので、スタッフがマンツーマン指導に当たります。今年は葡萄の成長が早く、例年よりも樹勢が強い年であることが予想されるためバランスをとるため芽かき作業は少し控えめ気味です。
2名のスタッフの指導の下、メンバーさんはネームプレートが付いたMon Vigneの芽かき作業を行います。可愛い葉っぱをのぞかせ懸命に手を伸ばす葡萄の木、この時期ほど愛おしく感じるときはありません。
摘み取った新梢たち。こちらは事前にスタッフが摘んだブドウの芽です。メンバーの皆さんはそれぞれ摘み取った自分の木の新梢をお持ち帰りしたりしています。
お天気にも恵まれお越しいただいた全員が作業を終えてちょっと遅めのランチタイム突入!!
こちらは土曜日に集まってくれたメンバーさんたち!!
日曜日のメンバーさんたち!
日曜日はお昼前から雨予報が出ていたため、作業を優先させて、作業の後に座学で復習!!この日も雨を避けながらお越しいただいたみんなが作業を終える事が出来ました。
摘み取ったブドウの芽を天ぷらに!!
この時期、この場所限定の一年に一度のお楽しみです。
今年はシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨンの2種を食べ比べしていただきました。
皆さん、味わいの違いを感じていただけましたでしょうか??カベルネ・ソーヴィニヨンはこんな小さな時からカベルネだよ!!って表現している感じがあって本当に愛おしいですね!!
本日のテイスティングワイン。
毎年天ぷらにハナミズキ・ブランを合わせるのが鉄板でしたが今年は残念ながら完売中の為、過去最高のおいしさと自負する(笑)奥野田ビアンコを。2016ヴィンテージはテンションあがる美しいオレンジの色調に仕上がっており、華やかな香りとキリッとドライな味わい、葡萄の皮の味わいをしっかり感じていただける余韻が心地よいワイン、天ぷらにもピッタリですね。
そして5月1日にリリースしたばかりの2016スミレ・ルージュ・キュベ・エルヴァージュ。
メルロの柔らかい果実味としっとりとした奥行きある味わいが特徴の赤ワイン。柔らかくふくよかなメルロの味わいが心地よく、軽やかながらもしっかりとした余韻と旨味を楽しんでいただけるワインに仕上がっています。どちらも本当におすすめのワインです。
恒例の記念写真。土曜日は珍しくガーデンテラスをバックに。
日曜日にお越しいただいたメンバーの皆さんと。緑が美しいHIYAKE VINEYARDの前で。。。
2018OVCメンバーの皆さん、長ーい座学と新梢管理作業、お疲れ様でした。作業は大変難しいものですが、その作業の副産物として楽しめる摘み取った芽の天ぷら、何とも季節感を感じる味わいですよね。
次回の作業は6月、急斜面の中にあるシャルドネ畑での作業を予定しています。
葡萄は芽を出すと一気に目まぐるしく成長していき、スタッフも畑の中で奮闘する日々が続いていきます。
また次回、葡萄畑でお待ちしております。