約45分ほどの電車の旅です。途中、窓の外に広がるのはあたり一面の雪景色。
クローズしているメゾンも多いこの時期だけにお天気に不安をを感じながらランス駅に降り立ちました。
雪降るランスは予想以上に寒くて、かなり過酷な状況でしたが取りあえずランス案内所もあるランス大聖堂方面へと向かって歩きました。
ランスのノートルダム大聖堂。あまりの素晴らしさとスケールの大きさ、美しさはまさに圧巻です。

特に見事なバラ窓は息をのむ美しさです。
ランスの案内所で本日訪問可能なメゾンを確認予約して、早速活動開始です。
【TAITTINGER】
まず一軒目のメゾンは、シャルドネを主体とする洗練されたシャンパンで定評があるTAITTINGER(テタンジェ)です。
ランスの街を散策しながら雪の中、駅から2.5q歩いてメゾンに到着しました。
途中旦那さんと二人でこんなボロボロ、ずぶ濡れじゃあつまみ出されるかも??なんて言いながらもどうにか中に入れてもらえてホッとしました。
外観は比較的シンプルな建物ですが、メゾンの中は本当にすごいです。
まずシアタールームでテタンジェの歴史やシャンパンが造られる過程を学んで、その後地下セラーに案内されました。

一部がランス大聖堂につながっていて、大革命のときには僧侶の隠れ家にもなったといわれているセラーはまるで巨大な洞窟!!

とにかく巨大なセラーの中に無数のシャンパンが眠っています。
テタンジェは家族経営のメゾンですが、その歴史の深さと伝統、スケールの大きさにただただ驚くばかりでした。
広ーいセラー見学を終えた後はサロンでお楽しみのシャンパンテイスティング。
セラーを見たり、説明を聞いた後にのむシャンパンの味わいはやっぱり一味違います★
【POMMERY】
こちらは案内の時間が合わなかったのでセラーには入りませんでしたが、次の予約までの合間に訪れてみました。雪の中寒くて凍えそうでしたが、このお城みたいな建物が見たくて頑張って歩きました(笑)

【G.H. Martel】
まるで個人の邸宅のようなかわいらしいメゾンです。
あまりに寒い日だったので、ランスの街の中にはほとんど観光客はおらずマーテルでの見学は私たち二人だけでした。こちらのメゾンは日本ではあまり有名ではありませんが、私個人としてはとてもおすすめです。
お姉さんがアットホームな和やかな雰囲気でセラーの案内をしてくれました。

マーテルのメインカーブは現在エペルネにあり、こちらのカーブでは昔シャンパンを造る際に使われていた機械や道具がセラーに展示されています。
シャンパンの博物館のような感じです。
案内のお姉さんはとても丁寧にシャンパンづくりについて説明してくれました。
が。。。案内の後には英語力をもう少し向上させることを誓いました。(早くて聞き取れない。。。。)

最後はサロンでシャンパンを3種テイスティングできます。
どのシャンパンもお花、洋ナシを思わせる香りとエレガントでありながら切れの良い酸が口の中に広がり大変おいしいです。またコストパフォーマンスもとても良いです。
あいにくのお天気でシャンパンメゾンを巡るにはかなり過酷な一日でしたが、本場の雰囲気や味わいに触れることができてとても良い刺激になりました。