2012年09月23日

2012年OVC収穫会

本日はいよいよOVCメンバーさんと一緒に冬の剪定から一年間作業をしてきたHIYAKE VINEYARDでカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫を行います。

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・・・・そのはずだったのに、2日前くらいから急にお天気が崩れ始め、天気予報には一日傘マークが。。。
お天気が心配でなかなか深い眠りに付けずにいると夜中には激しく雨が降り出してしまいました。

そんな雨の中、ワイナリーには朝8時40名を超えるOVCメンバーの皆さんが集まってくれていました。
ここ2年ほどはカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫会は一日が富士通さん、もう一日はOVCメンバーの皆さんだけで行っています。

2010年の様なつらい収穫も体験しているメンバーさんも沢山いらっしゃるので今年の葡萄の出来を是非是非見てもらって、楽しくスムーズな収穫をしていただくことを心から楽しみにしていたのにあいにくのお天気のため、作業は中止。。。。
本当に残念でした。

それでも、OVCのメンバーは1人1人に葡萄の木が1本ずつ割り当てられており、一年間いつもご自分の木から作業を始め、可愛がって来ていただいたので、せめてご自分の木だけは収穫をしていただくことになりました。

かなり激しい雨だったため、せっかくたくさんのメンバーさんに集まっていただきましたが、ほとんどの時間はテントの中で過ごすことになりました。
今年のヴィンテージの特徴や葡萄の様子、栽培の総括を含めた座講と、セラーの中で樽発酵中のシャルドネの説明をしたりしました。

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活発に発酵しているシャルドネのポコポコというかわいらしい産声を聞いたり、香りをかいでみたり。。。。この時期にしか出来ないことなので、皆さんとても楽しんでくれていました。

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そして、ランチタイムには10月1日リリース予定の2012奥野田ドルチェ〜このゆびとまれL'esprit de venus 2010M&CSを飲みました。
今年8月下旬に収穫したデラウェアから造った出来立てほやほやのドルチェ、葡萄の出来がとても良かったことも反映していつもよりも香、味わい共に厚みがあるデザートワインに仕上がっています。
またレスプリドヴィーナスは、オフヴィンテージのワインなので果実の力強さ控えめですが、その分どこか人懐こい奥行きのある味わいに仕上がっています。

2012デラウェア、2010カベルネどちらも収穫して下さっているメンバーがたくさんいるだけに楽しいワイン談義に花が咲いたランチタイムでした。

この日は残念ながら、ランチの後解散。。。。。

雨の中集まってくれたメンバーの皆さんに心より感謝します。
私たちもどうしたら良いのかわからず途方に暮れてしまいましたが(笑)、メンバーさんから「こんな天気でも来てよかった」と声をかけていただけたりと残念な半面心温まる一日でした。
最も驚いたのは、収穫会にエントリーしてくれていたメンバーさんが雨だとわかっているのに誰一人かけることなく駆けつけてくれたことです。
こんなにたくさんのみんなが栽培に関わってくれて、葡萄を愛おしく思ってくれていることを改めて実感し、とても幸せな気持ちになりました黒ハート


その後・・・・畑に残した葡萄は、9月28日(金)平日にも関わらず集まってくれた6名のOVCメンバーさんと奥野田スタッフで早朝より収穫を行い、1320kgのカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫できました。(なんでも会社を休んで駆けつけてくれたメンバーさんもいらっしゃいました。。。すみません。。。)
結構ハードな作業でしたが、葡萄は健全なまま推移し素晴らしい収穫ができました。
集まってくれた皆さん、本当にありがとうございました。

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仕込みに関しては、22日に富士通さんが収穫してくれた葡萄と23日にOVCのメンバーさんがご自分の木を収穫した葡萄を第一回の仕込みとして9月24日に行い、後日9月28日に収穫したカベルネ・ソーヴィニヨンは翌日9月29日に仕込みました。

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とても素晴らしいヴィンテージの素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨン、1粒残さず仕込みましたのでご安心ください。

一年間大切に育てていただきました葡萄は、大切に仕込みをしてワインへと姿を変えます。
皆さんの愛情をたっぷり受けておいしいワインになってくれる日が待ち遠しいです。



posted by ワイナリーマダム at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 奥野田ヴィンヤードクラブ

2012年09月22日

2012富士通ワインファーム収穫会

2010年から始まった富士通さんとの取り組みも今年で3年目になります。
今年も春からカベルネ・ソーヴィニヨンの成長に合わせ作業を行ってきて、いよいよ収穫の時を迎えました。

思えば富士通さんとの最初の取り組みを行った2010年は、かつて経験したことがないほどに大変厳しいヴィンテージでした。
けれども取り組み3年目の今年は、本当に素晴らしいヴィンテージに恵まれ、健全でしっかりと熟したカベルネ・ソーヴィニヨンがたわわに実りました。



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本日も収穫作業に50名を超える富士通社員の皆さんが集まってくれました。
いつも通り、テントの下で座講を行い、今年の葡萄の様子やヴィンテージの特徴、収穫の手順や注意点を説明し、実際収穫に取り掛かってもらいます。


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収穫に参加してくれる富士通社員の約半分くらいが何度も作業に来ていただいている顔見知りの方々で、春や夏の畑の様子も知っていてくれるだけにとても頼りになる存在です。お越しになっている方々のほとんどがワイン好きなので、ワイン談議に花を咲かせることも楽しみの一つです。


葡萄はほとんど病気も見られず、収穫は手際よく進んでいきます。
たまに見られる青い粒はワインにしたときに青臭い香の原因になるため丁寧に取り除き、1房1房収穫カゴに入れていきます。

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途中、お昼休みを取って午後からも作業を続け、富士通ワインファーム区画内の葡萄300kgを含めた日灼圃場の約半量の葡萄、980kgのカベルネ・ソーヴィニヨンを収穫する事が出来ました。

富士通社員の皆さんに本日収穫していただいた葡萄の一部は、来年初夏には富士通オリジナルワインとして畑で一緒に作業をして下さった皆さんのお手元に届きますので、楽しみにしていてくださいね。

富士通ワインファームの取り組みが始まって以来一番のビッグビンテージですので、出来上がるワインにも期待していてくださいね。

本日収穫に参加して下さった皆さん、ありがとうございました★




posted by ワイナリーマダム at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士通GP2020ワインファーム

2012年09月15日

2012メルロ仕込み

今年はメルロもとっても素晴らしい出来です。
熟度の高い健全な葡萄が例年よりもたくさん収穫できました。
私たちのワイナリーでメルロは最も仕込み量の多い品種で、2日間に渡り切り終えた葡萄を次々と仕込んでいきます。
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今年の仕込みもようやく折り返し地点。
どの品種も葡萄の出来が大変素晴らしいので、仕込みもおのずと気合が入ります。
今のところは全て順調、いい感じに進んでいます♪
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(除梗機AMOSに収穫した葡萄を投げ入れているところです。梗を取り除いた葡萄の粒は回転式発酵タンクへと移動します)

posted by ワイナリーマダム at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイナリー

2012年09月09日

2012シャルドネ仕込み

本日は早朝からシャルドネの仕込みをしました。

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昨日みんなに収穫してもらったシャルドネ(感謝感謝です♪)、日にかざすと黄色い粒の奥に種が透けて見えてとってもきれいぴかぴか(新しい)
房もいつもよりも大きく立派で、除梗機に投げ入れてしまうのがもったいないくらいです。。。。
(毎年行っているような気がしますが、今年は特に強く感じます。。。。)

梗を外し果皮や種との接触(スキンコンタクト)を充分行った後、搾汁してフレッシュシャルドネジュースにします。
すっごく濃厚な甘みとしっかりした酸味、ほんの一瞬しか味わうことができないこのジュースのおいしさは口でお伝えすることができません。
今年のジュースは、例年以上にウマウマなのできっとおいしいワインになってくれると思います(笑)
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このジュースは、工場のタンクに移動して発酵過程へと進みます。
おいしいワインにな~れハートたち(複数ハート)

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2012年09月08日

2012シャルドネ収穫会

9月8日早朝6時、ワイナリー前には本日シャルドネ収穫を一緒にしてくれるメンバーの皆さんが集まってくれました。
数日前から天気予報に振り回されていましたが、当日になってみれば6時だというのに汗ばむほどの晴天、
雨が降らなくて良かった半面、日中お日様をよける場所のない垣根畑の作業は厳しくなることが予想されます。

本日、シャルドネを一緒に収穫してくれる有志の皆さんは総勢50数名、ワイナリーから少し離れているため普段はなかなかご案内することのできない長門原圃場ですが、私たちがとても自慢にしている一級畑ですので
本日こんなにもたくさんの皆さんが作業を共にしてくれることに私たちスタッフも心が躍りました。

ワイナリーから一生懸命坂道を登って、普段はワイナリーからは山の中腹に見上げる中央本線の電車を、眼下に見下ろす斜面に長門原圃場はあります。

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畑に着いたら、ハサミの取り扱い方法や収穫手順を説明して、朝の涼しく作業しやすい時間を少しでも無駄にしない様、早速作業に取り掛かります。

今年の葡萄の出来はというと。。。。とっても良いのです。

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春先にほんのわずかベトが確認できたものの、的確に治療ができた為健全な上、熟度も高くとてもおいしい葡萄がたわわに実りました。
今年の春に2年間の農業協力隊としての研修を終え3シーズン目に入った細川と、昨年農業大学校で一年間研修を行い今年2シーズン目を迎えた山口、2名の栽培スタッフの頑張りが実を結びました。

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本日は早朝からたくさんの皆さんにお手伝いをいただいたこともありますが、房も大きめで手入れもほとんど必要がなかったため、収穫作業は予想をはるかに超えたペースで進み、午前中で2260kgのシャルドネがワイナリーに運び込まれました。

未だかつてない収量と葡萄の健全さ、熟度の高さに加え、収獲の作業スピードに多分お客さんよりもスタッフの方が興奮していたかもしれません(笑)

13時、収穫作業を終えたメンバー全員でセラー前でのランチタイム。

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乾杯ワインはもちろんシャルドネですハートたち(複数ハート)
収穫作業も終了し、葡萄は全てワイナリーに運び込むことができましたので、いつもよりもゆったりとした楽しいランチタイムでした。

初めて収穫のお手伝いに来てくれた方も2回目、3回目の方も一生懸命丁寧な作業をしていただき、
本当にありがとうございました。
天候に恵まれ、かなり期待できそうなヴィンテージですが、何よりも沢山の皆さんと収穫という幸せで充実したひと時を共有できたことをとてもうれしく感じました。
昨年、一昨年の収穫にも来て下さっている方から「今年は本当に素晴らしいですね!!」なんて声をかけていただけると浮足たってしまいます(笑)
こうやって私たちの葡萄を毎年見ていて、応援してくれていて、一緒に作業してくれる方がいることに心より感謝した一日でした。

シャルドネ収穫会にご参加いただきました皆さん、暑い中の丁寧な作業ありがとうございました。

皆さんの愛情をいっぱい受けたシャルドネをおいしいワインに仕上げますので、どうぞ楽しみにしていてくださいね。

posted by ワイナリーマダム at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自社農園・ワイナリーでのイベント報告